家出女子高生は無自覚美少女 (ページ7)

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リビングに戻ると赤井さんはソファに体を預けて寝ていた。

そーっと近づくけれど起きる気配はない。

A『赤井さん……？』

呼びかけても全然起きない。だいぶ顔を近づけたところで赤井さんがﾊﾞﾁｯと目を開けた。
切れ長の目が私の瞳を捕らえる。

A『ｯ…///！！あ、赤井さんｯ、お風呂次入ってくださいねｯ。』

赤井｢ん、わかったありがとう。あぁやっぱり俺の服は大きかったか。｣

A『だ、大丈夫です！(うぅ心臓に悪いよー)』

赤井｢明日のバイト終わりにでも服買いに行こうか。｣

A『いいんですか？』

赤井｢あぁ。じゃあ迎えに行くから何時に行けばいい？｣

A『えっと……18時に来てもらえればいいです。』

赤井｢わかった。じゃあもう寝ろよ。｣

A『はい。じゃあ赤井さんおやすみなさい。』

赤井｢あぁ、おやすみA。｣

そして、私は自分にはもったいないくらいの大きさの部屋で髪を乾かしてから、明日のバイトの為に早めに寝た。

赤井side

彼女が風呂から出て、俺を起こしに来てくれた時、実は起きていた。

必死に起こしてくれるのが面白くて、彼女の顔が俺のすぐ目の前に来た時にﾊﾞﾁｯと目を開けると、びっくりしていた。

あんまりいじめるのも良くないと思って彼女に早く寝るように言って俺も風呂に入りに行った。

それにしても、あの華奢すぎる身体や足はちゃんと食べているのか心配になるほど細かった。

明日の朝は色々作ってやるか……
と風呂でそんなことを考えていた。