めらちゃん先輩【ワールドトリガー】 (ページ3)

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Battle ページ3

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「こなみ先輩、ぼこぼこじゃん。」

「うるさいわね！！」

「めらちゃん先輩、おれともやろうよ。」

「お、いいねー。」

肩で息をしている小南とは裏腹に、

Aの表情は随分と涼しい

ふたりは楽しそうに訓練室に入っていったが、

ものの十数分でまた出てきた

「勝てないどころか、擦り傷ひとつつけられなかった。」

「(空閑が！！？)」

「うんうん、ゆーまくんは全然だねー。

小南より弱い。」

「当たり前でしょ。

遊真の師匠はあたしなんだから。」

「小南が師匠とか大丈夫なの、それ。」

ベンチに腰掛けたAに烏丸が飲み物を渡す

それをお礼を言いながら受け取ったAは、

中身を一口口に含んだ

「で、修くんの師匠がきょーすけで、

千佳ちゃんの師匠がレイジさん？」

「そうです。」

「えー、私も弟子とかほしーな！

小南、ゆーまくん譲ってよ！」

「嫌よ。

遊真はあたしが強くするんだから。」

「こなみ先輩より強くなるよ。」

「それはない。」

調子に乗るな、と小南は遊真の頭を小突いた

和やかな雰囲気が流れる中、

修だけがその場に似合わずどこか上の空だった

「修くん、どうかした？」

「あ、いえ。」

「そう？

修くんも私とバトる？」

「いえ、ぼくは･･･。」

「修くん弱そーだもんね！」

「･･････。」

素直は時として人を傷つける。

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