Navy Blue ページ10
「柊木ちゃん大丈夫だった？」
「あ、昨日はすいませんでした。」
「いいの、いいの。
最近の柊木ちゃんやばいくらい体調悪そうだったから。」
今日はいつもより元気そうで安心した、
と笑ってくれる岡崎さんにすいません、と頭を下げた。
「それにしても昨日はびっくりしたわー。
いきなり柊木ちゃんの携帯から男の声がするんだもん。
しかもイケボー。」
「私もびっくりしました。」
「なに？彼氏？」
「ちがいますよ！！」
パソコンの電源を入れて岡崎さんの前に座る。
体調が悪かったからという理由で仕事はなくならいし、
逆に昨日の分が積み重なっている。
でも、ちょっと頑張ろうかなと思えるのは、
『またピンチになったらいつでも連絡して。
すぐ駆けつけるから。』
なんて力強い言葉があるから。
「なんか柊木ちゃん幸せそー。」
「そ、そうですか？」
「やっぱり男の傷は男でしか癒せないのね。」
その言葉にすごい勢いで動かしていた指先を止めた。
" 男の傷 "
そういえば私、1週間前に彼氏と別れたばかりだった。
「忘れてた。」
「え！？嘘！！？
あんなに凹んでたのに！！」
昨日の出来事が強烈過ぎて、つい最近失恋したことを忘れていた。
ていうか、私失恋したばっかりなのにもう違う男の人に揺らいだってこと！？
「どんな人なの！？
イケメン！？」
「岡崎さん、ちょっと待って！！」
.
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Shuka(プロフ) - また次回作も楽しみにしています！ (2021年1月18日 7時) (
レス) id: e262deccef (このIDを非表示/違反報告)
Shuka(プロフ) - こんにちは。内容、文章の作り方、クロの話し方、主人公の気持ちの書き方等見ていて全て好みでこんなに作品にのめり込める短編は無いなと思うくらいでした。普段長編の方が好きで短編は全く読まないし推しは研磨ですが何故か惹かれ呼んだら素敵な作者様に出会えました。 (2021年1月18日 7時) (レス) id: e262deccef (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 面白そうです。頑張ってください！ (2021年1月17日 9時) (レス) id: de5cad5b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名も無き者
| 作成日時：2021年1月17日 8時
