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次の日、図書室にある椅子にもたれかかり頭の中をフル回転させていた
衝撃の告白の答えが出ない
俺を受け入れてくれたあいつらは大切な存在だ
でもそれは、他の船員たちへの大切と同じもの……なはず
うーんと頭を抱えると両脇の椅子に誰かがドカリと腰を下ろした
右を見ると光がいて、左にはnqrseがいた
とりあえず放っておこうとまた物思いに耽ろうとすれば
nqrse「そらるさんたちに告られたんだって？」
『は、はあ！？どこでそれ！！』
nqrse「うわっマジなんだ。あの人たちついにか……」
nqrseは俺の方を見てニヤニヤと笑顔を向ける
光「まあAさんが女性だって分かったら吹っ切れて隠すのやめたって感じだと思いますけど」
『え……みんなあいつらが俺のこと好きって知ってんの？』
nqrse「みーんな知ってると思うよ〜」
『まじかあ……』
光「それで、結局誰なんですか？」
……返事しないとだもんなあ
光「……まあ、もう少し自分で考えてみるのもいいと思いますよ」
nqrse「それもそうだな。あ、じゃあさ、後でこれから言うことを一人ずつに当てはめてみて。それでもし、ドキドキしたり胸が痛くなったりしたら、たぶん」
それが恋だよ。
夜、夕食を終えて部屋に戻りどさっとベッドに倒れ込んだ
『……とりあえず、一人ずつ当てはめてみるか……』
日中にnqrseと光から教わったのを考えてみることにした
(……あいつともし、二人きりになったら……)
なかなか二人が言っていたような現象は起きなかった
それでも
何人か目、つきりと心臓が痛んだ気がした
もし、彼二人きりでいたら……？
＿＿どきどきする、かも
もし彼が異性と一緒にいたら？
＿＿嫌かも
ぶわっと顔に熱が集まる
(待って、何これすげードキドキする)
心臓の音がうるさい
こんなの知らない
そんな中で浮かんでくるのは彼の笑顔
『……俺は、あいつが好き……？』
そう口に出したとたん、俺の中に燻っていたあの呪いの闇が消えていくような気がした
『……早く、会わないとっ』
部屋を飛び出した
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1月8日でこの男装海賊少女シリーズは3周年を迎えました〜！
もう少しで完結しますがその後もいろいろ更新する予定があるので続報をお楽しみに
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山犬(プロフ) - 哀原。さん» ありがとうございます！長いので一気は大変だったでしょう…。こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - りょくちゃさん» ありがとうございます！一つ一つこだわって書き書きしたので、そう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ長いお話を読んでいただいてありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
哀原。 - 友達に推されて一気に読みました。とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年6月2日 19時) (レス) id: 720f857f3f (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 完結おめでとうございます...！そして長い間おつかれさまでした！わたしは、最近知って読ませて頂いてたのですが、それぞれのお話にすごく切なくて感動しました。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年4月17日 17時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！長々と続いていましたが終わってしまいました(´∀｀)一つ一つ凝って書いたのでそう言っていただだけてとても嬉しいです！ご愛読ありがとうございました。 (2021年4月13日 19時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山犬 | 作成日時：2020年4月3日 17時
