【歌い手】男装海賊少女は白を望む

84ページ ページ8

・




『忌み子……』




本を閉じ、近くにあった机に本を置く




もしかして書いてあったのはまふの故郷とか……？




いやいやいや、それはないだろ……




けど、それが本当ならあのまふの態度にも説明がつく




しかし確定付けるには資料が足りない




まふに直接聞くこともできないし




『さーて、どーすっかなー』




うら子「あ、いた！Aさん！そろそろお昼ですよ！」




考える人のポーズをしているとうら子に呼ばれた




『あ、分かった』




うら子と一緒に食堂に向かう




ｶﾞﾁｬ




うらた「おせーぞ」




『へーそーでっか』




入ってすぐにうらたに声をかけられる




あ、いい匂い




『天月〜今日の昼飯は〜？』




天月「今日はスパゲティを作ってみたよ！」




『わお。主婦の鏡だ』




天月「誰が主婦の鏡。スパゲティは麺を茹でていろいろするだけだから誰でも作れるって」




まふ「え、そうなの！？僕が前つくったミートスパゲティは、なんか黒くなってて苦かったんだけど？」←




『oh……』




天月「まず、調理方を知ることだね」




まふ「oh……」









・

最近まで“すとぷり”を“すぷとり”と思っていた作者です。

コソッ→←83ページ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す