【歌い手】男装海賊少女は拉致られました

番外編　1 ページ45

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ある日のこと




？「なんだこれぇぇぇぇ！！」




『うわぁぁ！？なになに！？』




誰かの叫び声が聞こえて飛び起きた




『あの声……まふ？』




急いで着替えてまふの部屋に向かった




ってかまふの部屋何処だっけ？




ｶﾞﾁｬ




前の扉が開き、センラが出てきた




センラ「A君？今の声ってまふ君だよね？」




『そうだよ！まずおはよ！そしてちょうどいいとこに！まふの部屋分かんないから案内して！』




センラ「う、うん！」




どこかの青春の一ページの逆バージョンみたいに走った




……今の分かった？




センラ「そこの部屋！」




センラが指差した部屋の前で止まった




俺たちが一番みたいだ




『まふ！？どうした！？入るよ！？』




ｶﾞﾁｬｯ




勢いよく扉を開ける




まふ「！！……あ、A君……」




まふはベッドの上で丸々っていた




『まふ、どうした？』




まふが後ろを向きながらゆっくり起き上がる




まふ「あ、あのね、起きたらさ……」




そこまで言うと急にこっちを向いて俺に抱きついてきた




抱きついてきた




ﾀﾞｷﾂｲﾃｷﾀ




ﾀﾞｷﾂｲﾃ




……はぁ！？やばい！！




『まふまふまふまふまふまふまふまふ！！離れて！！』←





まふ「まふが多いよ。見捨てないでぇぇぇ！！」




まふが床に膝をついて俺を見上げた




……ん？





『まふ、その……寝間着の中に見えるものは……まさか……』




ここまで言うとなんか変態みたいだけど許してくれ




それよりもだ！！




まふ「なんか起きたら女の子になってた」




やっぱりそうですよねぇぇぇぇ！！




よく聞いてみれば声もいつも話してる声より高い




いや、元々高いけど




髪もいつもより長い


肩につくぐらい……かな？




『とととととりあえずサラシ巻いて服着よ』




まふ「サラシ？」




『あああ、持ってないか。……あ、でもよく見れば小さい……』←




まふ「おい」




『すまん。……代わりに長い布はないか？』




まふ「あるよ！」




なんとか着替えさせた




『ふう、まず、食堂へ行こうか』




並んだらなんと、俺と同じくらいの身長になってた




センラはずっと後ろ向いて顔隠してた←




あと、俺たち以外誰も来なかった←

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