【歌い手】男装海賊少女は拉致られました

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センラ「どうする？」




『……まずは住民たちの避難だ。金目の物は取られたとしてもアジトさえ分かれば取り返せるからな。俺とうらたと志麻は山賊を食い止める。坂田とセンラとまふは町人の避難を！』




坂田とセンラとまふを選んだのはある程度気遣いできるやつだからだ




うらたと志麻を選んだらいろいろ、な？




『さ、行くぞ！』




俺たちは走り出す




うらた「なんでお前が命令すんだよ！！」




『しかたないだろ！船長の指示だ！！』




すると、十字路が見えてきた




『三方に分かれよう。右はうらたと坂田、左は志麻とまふ、真ん中が俺とセンラ』




さて、何人と相手できるかな？




『！いた……』




走っていると家の扉を蹴っている山賊らしき男が見えた




周りにいる3人も同じように扉を蹴っている




『まず俺が行ってさっきの十字路におびきだす。その間に救出を』




センラ「おっけい」




『うん。じゃあよろしく』




俺は少しだけ微笑んだ




なぜか？




知らん




俺はゆっくりと近づいた




『すみませーん。噂の山賊さんですか？』




山賊1「ああん？だったらなんだってんだよ？ああ？」




……ヤンキーかよ




『ねえ、手合わせしないか？』




山賊2「はっ、そんなひょろひょろな体で勝てるとでも思ってんのか？」




『ああもちろん。少なくともお前らよりは強いぜ』




山賊3「……ﾁｯ、この生意気坊主が！！」

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