53・ ページ15
『失敗されるのには慣れてるので大丈夫ですよ笑』
グリグリされるのは痛いし痛いし痛いけど、まあ致し方ないことなんだろう…
JM「じゃあ、掛けてみようか。絶対1発で入るよ笑」
かける？そんなこと医者が言っていいのか？しかも一応医療行為だぞ？
0.1秒間そんなことが頭を駆け巡るが私の頭の中には、
勝負＝全力で勝ちに行くもの
という絶対的な方程式があるためすぐに忘れた。
『…いいですよ、やってやろうじゃないですか。私の血管も捨てたもんじゃないんでね…(暗黒の微笑)』
後ろでジョングクさんが呆れたようにため息を着いたのが聞こえた。
JM「じゃあ行くよ〜」
なんの緊張感もない声でスっと針を出すジミンさん。
そのままスっと血管に入って血が抜かれた。
驚くことにあっという間に入ったし、しかもあまり痛くなかった。
『…すご』
しっかり脱脂綿で刺したところを押さえてから自慢げな顔をしたジミンさんに
JM「僕この小児科の中で1番針刺し上手な医者だから」
確かに子供の血管って細いし、さらにその中でも1番上手いんだからそりゃあ、私の血管も入るのか。
JM「じゃあ、勝ったから何してもらおうかな〜笑」
少し考えるような仕草をしたあと
JM「じゃあ…ジョングガ！」
ジョングクさんの方がビクンと揺れる。まさか自分に振られるとは思っていなくて我関せずの姿勢だったようだ。
JK「…なんですか？すごく嫌な予感がするんですが…」
眉をひそめてそういう。
JM「帰りにAちゃんに、可愛いパジャマ買ってあげて。ジェ○ピケとかいいやつね」
JK「なんでですか？」
JM「…だって、今Aちゃん部屋着でしょ？さすがにさ、お前のパーカーとズボンは重くて肩凝っちゃうし、何より…見た目がさ笑？仮にも19歳の女の子なんだから」
ジョングクさんに上から下まで舐めまわすように見られる。何度か頷くと
JK「…確かに」
とひとりで納得しやがった。微妙にディスられてるし…。
妙にさっきまでお母様方の視線を集めていたのは、変な格好のせいか…。
『私は着替えようとしたのに！』
JK「さっさと支度しないのが悪い」
ジミンさんはすっかり親子だねぇなんでニコニコしている。
JM「じゃあAちゃん、そろそろ本題ろうか」
サッとお仕事モードになったジミンさん。切り替えの鬼だな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です！完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (
レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます！私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました！ (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Blue | 作成日時：2022年11月4日 19時
