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「あーいたいた！まり！
またあれ？Aちゃんの先輩観察？」
そこに現れたのはまりちゃんの彼氏、福田佑亮でサッカー部の爽やか男子。
佑亮は拓弥と親友で、同じ中学出身。
一年のときあたしたちは同じクラスだった。
今はあたしと拓弥が一緒、まりちゃんと佑亮が一緒でクラスは別れちゃったけど今でも四人仲良し。
「懲りないよね〜笑
Aちゃんも彼氏作ればいいのに！
こんなことしないでさ！」
佑亮が呆れたように眉を下げて笑う。
「えー？いつでも彼氏ほしいと思ってるよあたし。
ただなかなかイケメンとお近づきになれる機会がないんだよね」
そう、作らないっていうかできないんだもん。
だってイイ男にはたいてい彼女ってもんがいてね…
「アホ、そんなんだから彼氏できねーんだよ」
「もう！うるさいよ拓弥は」
そんなあたしをいつも拓弥達はバカにするのだった。
そりゃあたしだって彼氏ほしいよ。
もう高2だし。
あたしのイケメンセンサーはいつでも稼動中だよ？
でもそれに引っかかるのは90%以上彼女持ちの男なんです。
悲しいことに…
するとまりちゃんがポンッとあたしの肩を叩いた。
「ていうか、イケメンならここにいるじゃん」
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作者名：ポプ子 | 作成日時：2017年10月9日 0時
