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「おつかれさまでーっす」



彼はスタスタ奥へ歩いてくる。



「(あーあーあーっ!!!先輩ッ、あれ…!!)」

「え、なに…ダレ…

あぁ…」



それを見てあたしが小声で叫びながら大興奮していると、そのイケメン男子にあやか先輩が声をかけた。


…っ、もしかして知り合い!?



「あっれー、かいくんじゃん。

なにやってんの一人で」


「おぉ、藤田か。

俺今からバイト。

ここでバイトしてんだよ」

「マジで…!?」



どうやらそのとおり、彼とあやか先輩は知り合いみたいです。


しかもしかも、このかいくんとか呼ばれてる男の人、

実はあたしも知ってるんです!



だってあの、いつか見た愛しのギタリスト…

小笠原海先輩なんだもんっ…!


これはテンションMAXなんだけど…!!



「あれ?一緒にいんの誰?

うちの学年…じゃないよな」



ふと小笠原先輩があたしのほうをじっと見た。



「あーうん、うちの手芸部の後輩だよ。

可愛いでしょー?」



…えっ、ウソ!

やだやだ紹介されちゃった!!


どうしよう…



「マジか!えー可愛いじゃん。

名前なんていうの?」



…ちょ

ウソ〜〜っ…!?//



あたしは急激に顔が熱くなる。


可愛いとか言われちゃった!!


憧れの小笠原先輩に…


話しかけられたうえに可愛いだなんて…









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作者名:ポプ子 | 作成日時:2017年10月9日 0時

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