. ページ18
.
「おつかれさまでーっす」
彼はスタスタ奥へ歩いてくる。
「(あーあーあーっ!!!先輩ッ、あれ…!!)」
「え、なに…ダレ…
あぁ…」
それを見てあたしが小声で叫びながら大興奮していると、そのイケメン男子にあやか先輩が声をかけた。
…っ、もしかして知り合い!?
「あっれー、かいくんじゃん。
なにやってんの一人で」
「おぉ、藤田か。
俺今からバイト。
ここでバイトしてんだよ」
「マジで…!?」
どうやらそのとおり、彼とあやか先輩は知り合いみたいです。
しかもしかも、このかいくんとか呼ばれてる男の人、
実はあたしも知ってるんです!
だってあの、いつか見た愛しのギタリスト…
小笠原海先輩なんだもんっ…!
これはテンションMAXなんだけど…!!
「あれ?一緒にいんの誰?
うちの学年…じゃないよな」
ふと小笠原先輩があたしのほうをじっと見た。
「あーうん、うちの手芸部の後輩だよ。
可愛いでしょー?」
…えっ、ウソ!
やだやだ紹介されちゃった!!
どうしよう…
「マジか!えー可愛いじゃん。
名前なんていうの?」
…ちょ
ウソ〜〜っ…!?//
あたしは急激に顔が熱くなる。
可愛いとか言われちゃった!!
憧れの小笠原先輩に…
話しかけられたうえに可愛いだなんて…
.
357人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「超特急」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ポプ子 | 作成日時:2017年10月9日 0時