ようこそ、僕の世界へ【天祥院英○】 ページ35
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『ごめん、英智くん。心配させたり、迷惑かけて』
あの後、医師に彼はただの熱だったと伝えられた時は足の神経が緩んだようにヘナヘナとその場に座り込んだ。
良かった。君が、あの病室から居なくならなくて。1人にならなくて。
「僕こそごめんね。男なのに、近くに行ってしまって」
『……いや、英智くんが来た時怖いとか1度も思わなかった。逆に、いつも聞いていた声だから安心して寝ちゃったよ』
少し笑い声が聞こえる。
いつか、その笑い顔も見れたらいいのに。
僕のこの目で直接。そして、彼も僕に向かって笑いかけてくれたらどれだけ嬉しいだろうか。
「……Aくんの、夢は何？」
『夢？』
「因みに、僕はAくんと手を握ること」
そう言うと、彼は少し照れくさそうに『なにその夢』と言う。
『うーん、僕も、英智くんと触れてみたい、かな。あと、学校にも行ったり。まあ、夢だけどね？』
「いや、いつか本当に叶うこともあるよ。夢は、無限大だからね」
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『……あっ、遅いよ』
「ごめんね。やっと、迎えに来れたよ」
笑顔で、僕に笑みを向けてくれる君。
まともに、君の顔を見れることが出来てから何週間目くらいだろう。
未だに夢のようで笑顔を見るだけで僕の頬も緩む。
「やっと、楽園が出来たんだ」
『楽園？天国とか？』
「それ、笑えない冗談だよ」
すると、ごめんごめんと笑いながら返してくる。
僕が退院して、「待っていて」と言った日から何日たったか。
学院でも、君が安心できるように、僕が革命を起こすのにどれだけの月日がたったか。
まあ、その間ももちろんお見舞いは欠かさなかったけど。
「ここが、これからの君の居場所だよ」
『綺麗な場所だね』
しっかりと、君の手を強く握る。
もう、逃げないように。
離さないように。
この幸せが現実だと実感できるように。
そして、大きな夢ノ咲学院の門を開いた。
「ようこそ、僕の世界へ」
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旧Valkyrieの元ファン【仁兎なずな】→←ようこそ、僕の世界へ【天祥院英○】
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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