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Ωとアイドル【朔間零】 ページ21








『俺だって、みんなのように、アイドルでダンスして歌って、遊んで、そんな風になりたかった!でもΩはそんな遊べない』



『遊びたいけど、遊ぶ金がない。将来、アイドル職でもΩだと抑制剤飲まなくちゃいけないし、ライブ中にヒートになってしまったら終わり』


『アイドル以外の仕事もしてみたかったけど、Ωだとどこも働けない。バイトくらいしかない。バイトでも酷い扱い』


『ここは、まだ従業員が優しいし、全然良い方なんだ。だからね、俺はまだ恵まれてる方だから、やめろなんて言わないでよ……』







泣きながら語る。


Ωは大変だと聞いてはいたけれどここまで知らなかった。

社会的地位がとても低いΩ。Ωに生まれただけで見下される人生。


まともに、Aくんと向き合わなかった自分が憎い。









「もう、泣かないでおくれ」

『……ごめん』









涙を自分の服で拭う。


Aくんは下を向きながらもまだ泣く。







「我輩、Aくんが好きなんだ」









Aくんは固まる。


友と思っていた人物が突然自分に告白してきたのだからそりゃあ驚くだろう。









「初めての、恋じゃった。何をすればいいのかわからなくて、でもAくんが話してくれるだけで嬉しくて、浮かれて。だからAを気遣うことが出来なかった」


『……そんな嘘いいよ。俺のことを気遣って言ってるんでしょ?』









こんなに言ってるのに嘘なわけなかろう。


Aくんの頬を撫でながら話す。









「残念ながら、嘘じゃないんじゃよ」

『………Ωって大変だよ?番とかヒートとかめんどくさいし』

「それを乗り越えるのも良いじゃろう?むしろ、番なんてAくんとずっと繋がることが出来るから嬉しいぞい」









Aくんは、まだ納得がいかないようだ。

本当に、変なところでめんどくさい子じゃのう……。









「Ωも良いことがあると思うぞい?子供だって、出来る。我輩、子供は2人欲しいのう」

『……でも、朔間くん人気のユニットだからもっと可愛くて朔間くんのことが好きな子いるよ』

「それでも、どんな子が来たとしてもAくんしか見れないと思う」









また、大粒の涙を流し、我輩の服の袖を握る。









「Aくん、キスしても良いか?」

『……ずっと好きでいてくれる?』

「もちろん」









初めての、好きな子とのキスは少し涙でしょっぱく感じたが、確かに甘い味がした。







過去の友達【深海奏汰】→←Ωとアイドル【朔間零】



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どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» 了解です!! (2019年8月8日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか! (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか?? (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» 分かりました!リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 2人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2019年6月28日 22時

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