【ツイステ】攻略できないキミのこと【男主】

38.マジカルシフト ページ38

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学園内はざわめいていた。




何故かと言うと、もうすぐで各寮対抗のマジフト大会が開催されるからだと思う。

優勝候補は俺のいるディアソムニア寮。
まあ、殆ど寮長様の力なんだけど。









「ディアソムニア寮の一年からはやっぱりAが候補として上がるのか？」

『まさか、俺は出ないよ。俺よりも先輩達がこういう場面では目立つべきだと思うな』









ジャックくんの言葉に笑顔を作り返す。


正直、マジフト大会には興味が無い。


それは、多分俺がディアソムニアに居るってこともかなり関係する。



基本、マジフト大会で有名チームから勧誘されたりする。
しかし、ディアソムニア寮は寮長が全面的に出て戦う為、俺達普通の人間は手も足も出ずただ「優勝したチームにいた」みたいな感じ。




魔法も使う場面もないし、そんな何も戦わない奴はどこからも必要とされない。









『ジャックくんは確か出場するんだっけ。頑張ってね、応援してる』

「まあな。って、他の寮の奴、応援しちゃダメだろ」









ああ、そうか。

そういえば、一番最初にディアソムニア寮と闘うのはサバナクロー寮か。
確かに、俺は立場的にディアソムニア寮を応援しないといけないなぁ。




そういえば、ジャックくんと話していて思い出したが、レオナ寮長の部屋から俺の荷物を返してもらわなければいけない。


すっかり忘れていた。昼食の休憩の時についでに取ってこようかな。








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