【ツイステ】攻略できないキミのこと【男主】

4.金髪 ページ4

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『……デュースくん、本当に馬鹿だね』

「う、うるさい」

『エレメンタリースクールからやり直した方がいいんじゃ』

「馬鹿にしすぎだ！！」









あれから１ヶ月後。



相変わらず毎日のようにデュースくんの家に来て勉強をしている。


デュースくんの母親は良い人だし、デュースくんは飲み込みは悪いが勉強する姿勢は悪くないから俺も面倒臭いと思いつつもなんだかんだ教えている。









『デュースくん、そこX代入忘れ』

「あ、本当だ。そういえば、A」

『何？』









真っ白なノートに黒色のペンで文字を書き込む。何だ、もしや他にも課題があったのか？

しかし、俺の予想とは全く違う言葉を放たれた。









「くん付け、しなくていいだろ？」

『えっ、なんで？』

「なんでって、もう俺たちダチじゃねえか」









出た、ヤンキー語。とからかってやりたくなるが、それ以前にダチだと言われると思わず少し驚いた。


わざわざそう言われると恥ずかしいものだ。




照れてる事がバレたくないし、さり気なく話を変える。









『デュースって、前から思ってたんだけど、それ地毛？』

「いや、脱色した」









如何にもヤンキーといった感じだな。


優等生になりたいならば、黒髪にした方がいいんじゃないか？形だけでも変えた方がやる気出そうだし。









『元の髪は黒色？』

「ああ」

『へえ、見てみたいな』









そう言うと、デュースは何故かシャーペンを持つ手が固まった。

地雷だった？




その後、俺達の会話を聞いていたのか、デュースの母親が笑顔でデュースのアルバムを持ってきた。







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