一万やるから、ハグさせて【五条悟】

20.後輩はとりあえずかわいい(ただし素直な子に限る) ページ20

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五条side




ぱたぱたと歩いていく足音が遠のいていった


それを見送っていた真希がこちらに目線を移してため息をつく。




真希「おいクズ教師。



年下に嫉妬して好きな女に当たってんじゃねぇよ。」





容赦ない言葉が部屋に響いて




嫌なほどはっきりと、頭に残った。




パンダ「真希、」


真希「いい加減言わねぇと分かんねぇだろ、こいつも。」



イライラとした表情で僕を睨んでくる。


いつもの鬱陶しいとかいう表情とは違っていた。





真希「Aが先生って呼ぶのはお前だけだ。


何があったか知らねぇが…



Aの気持ちにいつまで気づかねぇふりすんだよ。」




パンダ「…川崎先輩は珍しくいい人ですよ。


できれば幸せになってほしいんで。



あんまり苛めるなら、棘のほうを応援するぞ。」




狗巻「しゃけ。ツナマヨ。」










あぁ…あの子は本当に、






愛されてるな








五条「…ごめんね、棘。」




狗巻「おかか。高菜、明太子。」


五条「ん〜、どうしよ。わかんない。」


パンダ「自分は良いから先輩に謝れってさ。」



五条「そっか。棘は優しいね〜。



棘も真希もパンダも、かっわいい僕の生徒






でも、Aのことはあげれない。






ごめんね？」






狗巻「・・・チッ」


五条「え、舌打ち？棘今舌打ちした？」


真希「顔ぶん殴りてぇ。」

パンダ「わかる。」


五条「待って理不尽。」





*

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