． ページ12
そして彼女を中心に┈┈┈┈┈
障子「…いや、輪月が………」
『…え？なにそれ、気になるんだけど！』
途中まで言いかけて、本人に言うのは…と思いとどまった俺にそう笑った輪月を見て、ひとつ決意をする。
障子「耳郎、どうしたんだ？」
耳郎「…え、あ…えっと」
と言葉が詰まる耳郎に俺は口を開く。
障子「久しぶりに輪月に会えたから、嬉しいんだよな」
耳郎「……うん」
長い沈黙の後、耳郎は俯きがちに…でも嬉しそうに小さく頷いた。
┈┈┈┈┈きっとこうやって伝播していくのだろう。
ちなみに…
『えっ…響香ちゃん可愛い！！』
耳郎のそんな様子を見て、輪月は開口一番そう言った。そんな輪月に、
耳郎「ち、違うから！そういう意味じゃない！」
『え〜、私も二人に会えて嬉しかったのにぃ！』
障子「…」
耳郎「…う、」
思わず笑みが漏れた。
障子「俺も、輪月に会えて嬉しいぞ」
『「…」』
シン…となった空間。普段はこんなこと絶対に言わないし、やっぱりやめた方が良かったかと反省しかけた
『ふふっ…障子くん、珍しいね』
が、そんな声がした。バカにするような声ではないものの、やはり慣れないことはしない方がいいかと思った。
『安心してね、私の方が会えて嬉しいって思ってるから！』
そんな言葉と、ニコと効果音がつくくらいの笑みを向けられた。
そのことに先程考えていたことなんて頭から消えていた。
やっぱり輪月には人に、何かを与えることが出来る人なのだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 460人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きりん(プロフ) - あのさん» 嬉しいお言葉ばかりありがとうございます🙇♀️ご期待に添えることが出来るか分かりませんが、頑張ります！これからも見ていただけると嬉しいです☺️ (2021年12月2日 1時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 続編おめでとうございます👏どんなコメント何でしょうね？？私の想像力ではなにも分かりませぬ((( 終始ニヤケながら見ておりました(^ω^) 続き楽しみです(*´∇｀*) (2021年11月30日 20時) (レス) @page4 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりん | 作成日時：2021年11月30日 2時
