日常 ページ1
Aが日本に戻ってきて既に数ヶ月が経っていた。
元クラスメイトたちと忘年会をした次の日からしっかりとヒーロー活動に勤しんでいた。
その時は日本ではあまり名を知られていないAであったが、今では…
「あれってスフィアじゃね？」
「まじかよ！おーいっ！」
振り返り、にこりと笑い手を振る。すると男性陣は頬を赤く染める。
Aは既に人気者となっていた。
『みんな、元気にしてるかな』
実のところ、元クラスメイトとは忘年会以降会っていない。
ヒーロー…特に海外から戻ってきたAは手続きやらでやることが多くて忙しいのだ。
ピロンと携帯が鳴った。
そこに映し出されていたのはヒーローが人々を救ったというニュース。そこに並ぶヒーロー名を見て、どこか嬉しそうに目を細めた。
『本当頑張ってるなぁ…私ももっと頑張らなきゃ』
そんな呟きは誰にも届かない。
誰かが頑張っているから、自分も頑張る。
それが仲間の存在というものである。
ふと見上げれば、空には虹がかかっていた。
Aが携帯を空に向けると、パシャリと軽い音がした。
慣れた手つきで文字を打っていく。
そして満足気に投稿ボタンを押した。
それと同時刻、様々な人に通知が届いていた。
(スフィアさんが投稿しました)
それをタップすると、虹のかかった空にピースを向ける写真と一言添えられていた。
『これからいい事がありそうな予感！』
そんな彼女の投稿はたった数分しか経っていないというのに、次々にコメントが増えていく。
「さっき会ったけど可愛いかった！ファンサもしてくれた最高可愛すぎ」
「綺麗な虹！！」
「てかスフィアの手が綺麗すぎる！」
「スフィアにいい事がありますように！」
大多数の人々はその投稿を見て、和やかな雰囲気になる。
だがある一部の人々は違った。彼女の元クラスメイトたちは自然と察知した。
「「「…ﾌﾞﾙｯ(これから何かが起こりそうな予感)」」」
みなさんお気づきだろうが、彼女のこの言葉は後にフラグとなる。
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きりん(プロフ) - あのさん» 嬉しいお言葉ばかりありがとうございます🙇♀️ご期待に添えることが出来るか分かりませんが、頑張ります！これからも見ていただけると嬉しいです☺️ (2021年12月2日 1時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 続編おめでとうございます👏どんなコメント何でしょうね？？私の想像力ではなにも分かりませぬ((( 終始ニヤケながら見ておりました(^ω^) 続き楽しみです(*´∇｀*) (2021年11月30日 20時) (レス) @page4 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年11月30日 2時
