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あなたside
ある日、蝶屋敷を出れば奏多がいた。そのことに驚いた。何故ここにいるのか、なぜこの場所が分かったのか、それを聞く前に彼は口を開いた。
奏「A、迎えに来たよ。行こう?」
『あ、あのね…』
私は伝えた。家には行けないということ、そして私は売られた身であり、また戻るのは申し訳ないと伝えた。
奏「僕はAに帰ってきて欲しいの」
『で、もっ』
私は昔から、彼の甘えたような…弟を思わせる行為に弱かった。
奏「僕、家でずっと一人で…悲しいの」
奏「お願い…戻ってきて、」
伊黒様から、そして無一郎くんからもあれほど釘を刺されていたのに気持ちが揺らいでしまいそうで、彼から目を逸らした。
ギュウ!
『!』
奏「A…」
手を握られて、名前を呼ばれた時に気づく。
彼は昔、私のことを姉様と呼んでいたことを。私が奏多に襲われかけたあの時から、彼は私のことを名前で呼び始めた。
それに気づいて、私は大きく目を見開いたと同時に強い衝撃が私の手に伝わってきた。
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令花 - 冨岡さんめっちゃかっこいい (8月3日 15時) (レス) @page50 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 早く続きが見たいです!よろしくお願いします! (2022年3月4日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - ラテPさん» 頑張ります!ありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP(プロフ) - もちろん\(^o^)/この作品も、更新したごとに、見たいと思います 更新頑張ってください (2021年5月3日 16時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年4月28日 3時