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あなたside
奏「ねぇ。あの人…Aの知り合い?」
彼が指さしたのは、先程まで一緒にいた伊黒様だった。
『うん…そうだけど、どうしたの?』
奏「…んー」
何か考え込む奏多。彼のこんな表情を見たことがなくてどうすればいいか分からなかった。
?「おい」
その鋭く低い声が聞こえて、ハッとしてそちらを見れば眉間に皺を寄せた伊黒様がいた。
伊黒様は私をチラと見て、私と奏多の間に立った。
『伊黒様…彼は私が前にいた家の者です』
そう言えば伊黒様は何も言わず、その警戒心を解くことはなかった。
奏「随分と警戒されてるんだけど…」
苦笑する奏多に何も言えなくなる。きっと私の体質を理解しているからこそ、伊黒様はこうやって守ってくださるのだろう。
奏「Aに久しぶりに会えてよかったよ」
フッと笑って、彼は立ち去った。
蛇「お前の体質どうにか出来ないのか」
『さっきのは体質じゃありません。彼は私の弟のような存在なのです』
そう言ったけど、最後まで伊黒様は納得してくれなかった。
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令花 - 冨岡さんめっちゃかっこいい (8月3日 15時) (レス) @page50 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 早く続きが見たいです!よろしくお願いします! (2022年3月4日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - ラテPさん» 頑張ります!ありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP(プロフ) - もちろん\(^o^)/この作品も、更新したごとに、見たいと思います 更新頑張ってください (2021年5月3日 16時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年4月28日 3時