ワッフル屋の彼女。2（黄） (ページ4)

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今日は錦戸くんが注文してくれていたワッフル100個を現場に持っていくこととなった。

マネージャーさんが外せない急用のため、取りに来ることが出来なくなったらしい。

でもまぁ、その現場はバイト先から近くて、車で10分ほどで着く距離だったが、ワッフル100個は流石にひとりじゃ持てなくて、瑠美さんと持っていくことになった。

瑠「Aちゃん、ワクワクするね！」

あ「そうですね。テレビ局とか初めてですもん」

瑠「誰か芸能人とかに出会えたらいいなぁ」

なんて夢を膨らます瑠美さん。

テレビ局の裏から警備員さんに、錦戸くんから言われた通りに言うと、入れて貰えた。

テレビ局まではタクシーを使ったが、やはり二人でも持てる量ではなくて、警備員さんに手伝ってもらった。

警「このワッフル、人気なんだね」

瑠「え？」

警「よくこのワッフルの袋を持って、ここを通るんだよね～」

そんな警備員さんの話は、多分錦戸くんではないだろうか。

一時期、毎日のように通っていたからだ。