領域展開 ページ27
絡繰SIDE
富士山頭…、名は“漏瑚”というのか。この領域…火山…、大地から生まれた呪霊。俺との相性はまぁまぁ、でも今回は五条がいるから全部五条に丸投げしよ〜。
今、五条は無下限を使いながら悠仁に領域について説明している。呑気だな〜。あ、俺?俺は五条に触ってるから勝手に無下限ついてる。別に触れなくても何とかなるんだけどさ、呪力消費したくないから。五条なんてほぼ無限の呪力量だし、ちょっとぐらい貰っても無問題〜。
「これはあまりオススメしないけど、領域外に逃げる」
「あ、その手があったか〜」
それでいいや、五条がオススメしない理由、どうせ成功する確率が低いだからだろうし。俺なら大丈夫だ。
パチンッ!
俺は指を鳴らした。
「はい、完了。ありがとね、先に出しておいてよかった」
俺は今領域外。どーして俺が脱出できたのか、それはな…。
人形と繋がっていたから!以上!一応特級相手だし、呪骸を2体ほど出しておいた。
「五条が領域展開したら、あいつ死んじゃうんじゃないかなぁ〜」
あ、でも話聞きたそうだったから、一応半殺しぐらいで抑えておくか!命拾いしたと思ってもらわないとねぇ…?特級さん。きっとあいつも俺が脱出できたことに驚いている、普通領域なんて脱出できないからね。あ、でも五条のは無理かも。俺の領域と力比べしたらどっちが勝つかなぁ。
「お、展開したね〜」
勿論、五条の領域は特級の領域に押し勝った。そりゃあね、勝ってもらわないと!
何か特級に話しかけてる。…っていうか、特級生首じゃん…!ウケる…!
「…あ…っ」
何かと…また繋がった。五条の所に…何かが来る。
「五条!そこ避けた方がいい!」
「え?」
上から何か植物のようなものが降ってきて、地面に刺さった。
「また…新しい特級…」
悠仁が捕まっている…。あのままじゃ刺されるね。
「五条、俺が追いかける!悠仁を一旦助けろ!」
「りょーかい…っ」
戦意が削がれる呪術…、でもそれだけじゃねぇな。不気味な容姿、…呪霊というよりただの植物に気配は近い。
「…おい、待て!」
「(私に追いついてきている…)」
あ?…何言ってんのか分かんねぇのに理解はできる。
…キモいなぁ。
「うるせぇ、発すな。俺らはその生首の方に用があんだよ。ま、お前でもいいけど」
「(貴方は何者ですか)」
「だから発すなって。そっちの生首が話せよ、気持ちわりぃ」
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suffron*(プロフ) - 紫さん» わぁ〜!ありがとうございます! (2022年4月30日 0時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 好きです!更新頑張ってください (2022年4月29日 23時) (レス) @page4 id: 45b1199f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年4月29日 15時