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部屋に着くと、ミーナが張り詰めた表情で此方を向いた。
「ねえ、レイ・・・ヤバくない？」
「うん、ヤバい」
「松田×萩原」「降谷×諸伏」
「・・・あー！被らなかったか」
「いや、私の最推しは松田×萩原だけど、降谷×諸伏もめちゃくちゃ魅力的だよ！幼馴染みならではの距離感がいい！」
ミーナの推しカプは松田×萩原らしい。確かに爆処コンビは素晴らしい。
ーーーーーーていうか、初対面でこのカプを見抜いたミーナの洞察力と雑食さが凄い。この二人が将来的に爆処のエースとして活躍する事も知らないのに・・・
雑食女子のカプ察知能力、恐るべし。
「皆んなイケメンで、しかも幼馴染みだったり何て、まるで漫画の世界みたいだよねー」
「ハハ、アハハ…ソウダネ」
つい棒読みになってしまう。
��まるで��じゃなくて、マジで漫画の世界なんだよね、これが。
「ほんと、見てるだけで目の保養だった〜！でも、レイ地味に緊張してたよね？」
「えっ、何で分かったの？」
メインキャラ、それも前世の推しである警察学校組が目の前に居て、更にはあの諸伏景光が隣に座っていたのだ。
気絶しなかった自分を褒めたいくらいには緊張していた。
でも、私って結構ポーカーフェイスな方だと思うのに、何でミーナは分かったんだろう？
「ふふっ、レイったら��何で分かったの？��って顔に書いてあるよ」
「えっ！」
「レイってポーカーフェイスって思われがちだけど、結構わかりやすいよ〜」
どうやら私はポーカーフェイスでは無かったらしい。でも、ミーナ以外の人からそんな事言われた事ないから、ミーナが凄いだけかも。
「それに、今日ご飯山盛り一杯しか食べてなかったじゃん。何時ものレイなら三杯は軽いのに！」
「確かにー。うわっ、今になってお腹空いてきたかも」
先程までは全然感じていなかったけれど、ミーナに言われて急に空腹な事に気がついた。
「コンビニでおにぎりかなんか買ってくるわ。
ーーーーーーえっと、お財布どこいった？」
ミーナが私のベッドに手を突っ込んだ。
「はい、どーぞ！お財布」
「うわっ、何で私布団の中にお財布突っ込んだんだろう？ありがとう」
ミーナからお財布を受け取って、部屋を出る。
警察学校の敷地内にあるコンビニまでは直ぐそこなのに、嫌に遠く感じる。
「未だ入学して1日目なのに、この濃度・・・私、卒業まで持つのか？」
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ひなこ - 39.40話で半生かな覚悟とありますが、生半可な、では無いですか？ (2020年5月8日 9時) (
レス) id: 3ecbb3d6aa (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！更新待ってます！！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: f44faecfaf (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新待ってます頑張ってください！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
天華(プロフ) - 長らく更新停止をしていてすいません。本日更新したので楽しんで頂けると嬉しいです！ (2020年3月22日 18時) (レス) id: fe6169574c (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです！ゆっくりでいいので更新楽しみに待ってます(^-^) (2020年3月21日 4時) (レス) id: 51e87b9769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天華 | 作成日時：2019年8月19日 22時
