こんぷれっくす｡【江口拓也】

彼女の隣 ページ19

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言っちゃったよ.......｡

これでちょっと...とか言われたらもうねぇ？





「江口さんが大丈夫なら私は全然いいですよ」


逆にかしこまったように言うAさん｡
こっちから無理言っちゃったのに...





「じゃあ、寒いし行きますか？」


「そうですね！」




雪が降ってもおかしくないくらいの寒さ｡

隣のAさんは
マフラーに顔をうずめて小さくなってる｡



...........可愛い




「めちゃくちゃ寒そうですね笑」


「寒いです...髪が短いから耳が守れなくて笑」


「伸ばしたりはしないんですか？」


「色々時間がかかっちゃうし、面倒だな〜って思っちゃって」


「あぁ、なるほど」


正直気まずい空気になっちゃうかなー、なんて思ってたけど実際すごく話しやすかった｡




別に女性と関わることは仕事でも沢山あるし、慣れてないわけじゃない｡



なのにAさんの隣だとめちゃくちゃ緊張してる｡



やっぱり、好きなのかな。

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