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豆「ごめんね、ちょっとちらかってるけど」
「……平気」
地獄の雰囲気から抜け出させてくれたまめはすごく優しい顔で私を見ていたけど
どうせまめにも説教されるだろうな
そう思って、ベットに腰かけるまめの前で正座をした
豆「え、なんで床？」
「なんでって……お説教でしょ？」
豆「はは、そんなつもりじゃないけど」
「そうなの？」
豆「悪いことしたと思ってるんだ？」
「………思ってない」
私の返事を聞いたまめは微笑んで隣をポンポンと叩いた
「………」
説教じゃないなら何？
恐る恐る隣に腰かけると、優しく抱きしめられる
「な、なに」
豆「なんかさ、嫌なことあったのかなって思って」
「……」
豆「話したくなかったらいいですよ」
抱きしめられたまま、あやすように背中を撫でられ、気づいたら口を開いていた
「あのね、」
豆「うん」
ダイエットを始めた経緯を話すと、まめは「そっか」とだけ言って、私を抱きしめる力を少しだけ強めた
「……怒らないの？」
豆「だって怒る要素ないじゃん」
「………うん」
豆「確かに元々細いと思ってたAちゃんがどんどん痩せてくの心配だったよ」
「…」
豆「けどさ、すごいと思う」
「え」
豆「効果が目に見えて分かるの、簡単じゃないこと俺もわかるし」
褒めてくれたの、まめが初めてだ
豆「かっこいいよAちゃん」
今度はまっすぐ目を見て頭を撫でられる
「……ありがとう、」
豆「なに笑」
「すごいって言ってくれて嬉しい」
豆「だってすごいし」
ストレートな褒め言葉に照れくさくなってしまって、なんとか
笑ってみせると
頭にあった手がするりと頬に落ちてきて、まめは少しだけ表情を曇らせた
豆「でも………みんなが言ってたこともわかってあげて」
「…………」
豆「Aちゃんがダイエットしたければすればいいと思うし、俺らに止める権利は無いけど」
豆「食べるの好きだったAちゃんが無理してセーブしてるのとか見てるの辛かったし」
「…………うん」
確かに、一日のカロリー摂取量を考えて大好きなものを我慢したり、無理してるところはあった
ちゃんと見てたんだ、
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れい(プロフ) - 天才です、いつも素敵なお話をありがとうございます。大好きです。 (9月6日 22時) (
レス) @page4 id: b08a0fabc0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 豆ちゃん回嬉しいです♡ (9月6日 20時) (レス) @page4 id: e074c3a11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あにょん。 | 作成日時：2025年9月6日 14時
