24話 ページ24
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部活が終わって、
翔也先輩いるかなって周りを見て、
居なさそうだったから
一人で帰ることに。
元々帰宅部だし一人で帰ることは苦じゃないけど、
翔也先輩との時間が好きだからちょっと残念。
「…あれ、徹くん」
校門の前。
暗くてよく見えなかったけど男子生徒が立っていて、
目を凝らすとそれはサナコと帰ったはずの徹くん。
…先輩かと思っちゃった。
彼は私に気づくと「おぉ」と力なく手を振ってくる。
…なんか元気ない？
「どうしたの？サナコは？」
成宮「…中学の時の同級生と会って、
その子と帰りたそうだったから見送ってきた」
「あらま…」
徹くんはどこか納得していなさそうで、
いつものうるさい元気の欠片も見せない。
放って帰るわけにもいかないし、
少し話を聞いたほうが良さそう。
「なんでそんなに落ち込んでるの？」
成宮「…その同級生の子が『彼氏？』って聞いたとき
『そんなわけない！』って言い切られた」
「おぉう…でも実際付き合ってないし…」
成宮「Aも割とデリカシー無ぇな」
「え、ごめん」
成宮「……ちょっと期待してた自分が居たんだ。
前よりもいろんな話できるようになったし、
たくさん笑ってくれるようにもなって」
「……」
成宮「…特別になれたんじゃないかって」
彼の言葉に、神経が強張る。
妙に既視感があって
頭に浮かぶのはたった一人。
それを疑問に思わない自分もいるから
余計他人事とは思えなかった。
「サナコは素直じゃないから」
成宮「…」
「それに、たまにだけど向こうから徹くんの話聞くよ？」
成宮「そうなの？！」
パアッと顔を明るくさせて勢い任せに肩を掴んでくる。
迫力がすごい。
「うん。だから自信持っ」
成宮「俺、好きって言っても良いかな?!」
「あ〜いいんじゃないかな」
成宮「やばいめっちゃ気持ち高ぶる…！
今度絶対言う！俺は決めた！」
勝手にご機嫌になって勝手にテンション上がった徹くんは
「またな！」と息巻いて走って行ってしまった。
…この切り替えの速さは見習わないといけないのかもしれない。
後ろ姿を見送ったあと、妙に疲労感が来る。
うるさ…じゃなくて元気な人と話すと
体力持ってかれるんだよなぁ…。
木全「
不意に呼ばれる名前。
振り返ると、制服姿の翔也先輩。
あれ？
いま名前…
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Shiu(プロフ) - ひなさん» ありがとうございますーーーっ！笑ってもらえて一人ガッツポーズしました(｀･ω･´) (2021年9月21日 16時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - でひゅwww可愛い笑笑めちゃくちゃ笑いました笑笑 (2021年9月21日 14時) (レス) id: 80336a687d (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - HANANOさん» おわー？！嬉しすぎるお言葉をありがとうございます…ｯｯ！！浮かれて踊りだしてしまいそうです…(｀・ω・´)応援ありがとうございます！これからも楽しんでもらえるよう更新頑張ります！！ (2021年9月16日 12時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
HANANO - 突然すみません！作者様が書く話し方も展開も大好きすぎて、1日に何回も更新されてないか確認しちゃうくらいとっても大好きな作品です(*ﾟーﾟ)陰ながら応援しています！楽しみに更新待ってます(ﾉ∀｀*) (2021年9月16日 10時) (レス) id: 8034088d70 (このIDを非表示/違反報告)
さーこ(プロフ) - ド過保護るきくんが好きです！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: 94d6a6a4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年8月23日 23時
