7count*his.story ページ7
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仕事モードでキリッとしていたAさんは
俺に手を掴まれるとびっくりしながら振り返る。
トマトみたいに染まるのはいつも通り。
豆原「見ててくださいよ」
「いやでもほら、ね？そっちは、もう一人のマネージャーが…」
豆原「Aさんに見てもらいたいのに」
わざと拗ねるように口を尖らせてみる。
Aさんは掴まれてない方の手で
顔を隠すと「それは反則…ｯｯ」と
押し殺したような声でつぶやいた。
想定通りの面白いリアクションに
笑ってしまうと、
その様子を見ていた純喜くんに
「タラシやな」とツッコまれる。
豆原「失礼な。Aさんだけだし」
「あぴゃ…」
河野「あぴゃ？」
川西「まめってほんと確信犯やな」
豆原「だって面白いもん」
ね？と付け足すように笑いながら
手首からするりと抜けて手のひらを握る。
繋ぎ方はまるで幼稚園児だが、
Aさんが真っ赤になって故障するのはあっという間。
「ぴぁ…」とよくわからない言葉を
つぶやいて固まってしまう。
豆原「で？来てくれるんですよね？」
「わ、わかった！わかりましたから！
手を離してください！」
豆原「なんで」
「心臓警報が発令されてるのでっ！」
明確に拒絶されて少しムッとしたが
理由が彼女らしい。
心臓警報とはよくわからないけど、
これ以上はAさんの心臓に良くないみたい。
それなら、とゆっくり手を離してあげた。
……ちっさくて柔らかかったな、手。
川西「…なんかAちゃんの将来
不安になってきた」
河野「せやなぁ。悪い男に捕まったらあかんで」
豆原「なんで俺の方見ながら言うの」
「でも私仕事一筋だから
そういうことと無縁なんですよね」
河野「えーそうなん？合コンとかせぇへんの？」
「私行きそうですか？」
川西「行かなそう」
豆原「行けないでしょ」
河野「たしかに」
「…です」
この人が俺以外にあんな赤面したり
ど緊張してるところが想像できない。
…されても、困る。
それから俺達は準備ができた人から
移動用の車に乗り込むことに。
10人以上が同じ車には入れないので
2台に別れて乗ることとなる。
Aさんも俺と同じ車になったが、
乗り込む順番で瑠姫くんの隣に。
何やらゲームのポケモンについて
話し込んでる様子。
なんとも言えない気持ちになっていると、
隣に座る景瑚くんに「見すぎ」と笑われた。
そんな見てねぇし。
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
