6count* ページ6
.
翔也の協力のもと、
私の手元には皆のチェキが集まった。
アルバムじゃなくてボードに飾るのも
ありかもしれない。
汐恩や碧海はサインも入れてくれていた。
彼ららしいな。
瑠姫くんや蓮くんは豆原くんとの
ツーショットばかり渡してくれた。
……彼ららしい。
河野「まめからも貰ったん?」
「うん」
川西「良かったねぇ」
「みんなのチェキも家宝にしますね」
「墓場まで持ってってね」と
いたずらっぽく笑う拓実くん。
もとからそのつもりなので頷くと
なぜかおかしそうに笑われた。
與那城「Aちゃん、このあとレッスン室借りて練習したいんだけど…」
「あぁ、さっき確認したら空いてるっぽかったですよ。
電話入れとく?」
與那城「たすかるー!」
河野「仕事早すぎひん?流石やなぁ」
「いや、新しい曲みんな聞いてたから
そろそろ練習するかなって思って」
川西「いやもう…、A様って感じやな…」
「なんですかそれ」
純喜くんと拓実くんは手を合わせて
仏像さんにするみたいに目を瞑ってる。
たまにこの二人のノリはよくわからない。
そんなやり取りをしていると、
楽屋から出てきた豆原くんが「何してるんですか?」
と駆け寄ってきた。
わんちゃんみたいで可愛くて簡単にキュンとしてしまう。
河野「Aの仕事っぷりが凄いなって話してた」
豆原「なんで二人はお祈りしてたんですか?」
川西「神様仏様A様やなって」
豆原「どゆこと」
豆原くんもよくわからないみたいで
おかしそうに笑う。
それから私の方を見て「よく分かんないね」と
いたずらっぽく囁いてきた。
心臓に悪いッッッッッッッッ
どうにか平然を保ちながら「そうだね」と答えるも、
後ろの二人がにやにやしていたので
たぶん平然に答えることは出来てなかったと思う。
豆原くんが何かするたびに
雷が打たれるというか心臓貫かれるというか…
今までアイドルとか俳優にハマったことないけど、
これが「推し」というやつなのかな。
いや、マネージャーとしてそんな考え方は良くない。
「じゃぁ予約取れたら奨くんに連絡しときますね」
川西「Aちゃんは来ないん?」
「私は寮の方でやることがあるので」
では、と言い切ってその場を離れようとした。
けど、誰かに手を取られてしまう。
振り返るとそこには豆原くん。
……心臓ッッッッッッ!!!!!!
7count*his.story→←5count*his.story
1142人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして!とても温かいコメントありがとうございます!他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります!ありがとうございました(*´∀`*) (2021年8月29日 0時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして!すごくすごく大好きな作品でした!作者様の他の作品も大好きです! (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます!最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね!! (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です! (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀`)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります! (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Shiu | 作成日時:2021年7月8日 14時