12話 ページ12
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ダンスサークルに加入してから1ヶ月。
だいぶ体も慣れてきて、
みんなの練習にも付いていけるようになった頃。
「ダンスフェスティバル…？」
授業終わりいつものようにレッスン室に行くと
スケジュール表に新しい日程が組まれていた。
スマホで調べようとしたけど
その前に近くでストレッチしてた先輩…
そんなんも知らんの？と鼻で笑ってくる。
槍角「大学サークルの一年で最初の大会。
ま、そんな堅苦しいもんとちゃうから余裕やけど」
「へぇ〜。これ全員参加なんですか？」
槍角「大学から選抜で出るやつと
個人グループで出れるのもある」
「ほぉー」
槍角「まぁ初心者の川西さんには関係あらへんかもな」
高い位置のポニーテールが小馬鹿にするように揺れる。
この人は初日からやけに突っかかってくることが多い。
美人でモデルさんみたいなお顔が下から鼻で笑ってきた。
でも確かに彼女の言うとおり、
始めたばかりの私はまだ出番ないだろう。
大会とかフェスティバルとか
どんな雰囲気なのか想像もできないし。
…とか考えていたのだけれども。
三年「大学選抜メンバーに
川西さんも入ってもらいたいと思います！」
「……え？」
おぉ〜！というどよめきと拍手が溢れた。
練習終わりのミーティング。
普段ならリーダー先輩の雑談を聞いて終わるのに
今日は例のダンスフェスティバルの説明もあった。
個人での参加は各々自由とし、
大学選抜メンバーを三年生たちが話し合い決定したとのこと。
毎年少ない枠ではあるものの
「貴重な経験」として新入生も参加するらしく、
その中に私が選ばれたのだった。
いやいや。なんで？なんで私？
新入生の中には経験者もたくさんいるのに。
川尻「びっくりしてたやろぉAちゃん！」
ミーティング終わり。
呆然としながらレッスン室のモップがけをしていると
にっこり笑顔の蓮くんが声をかけてくれた。
いつもならつられて笑ってしまうのに
そんな余裕すら自分にはなくて。
「今もびっくりしてます…な、なんで私だったんですか？」
川尻「先輩たちもAちゃんは光るセンスがある！
って思ったんやない？」
安心させるように柔らかく微笑む蓮くん。
光るセンス、だなんて
そんなものあるわけないのに。
でも否定してしまうと失礼になる気がして
「そうですかね」って笑うことにした。
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Shiu(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…！最近ようやく私生活が落ち着き、他作品から完結に向けてお話を進めています。こちらのお話もきちんとした形に終わるよう更新する所存です、もし良ければお待ちいただけると幸いです…！ (4月10日 21時) (
レス) @page29 id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 感情移入して泣きそうになりました…更新楽しみにしてます… (10月1日 3時) (レス) @page29 id: 69b32d86ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ななしさん» こんばんは！暖かくやさしいコメントをありがとうございます…！終盤直前で停止させてしまってすいません(；-；)完結させたい気持ちはとてもあります！また楽しく読んでいただけるようがんばります!!励みになりました、ありがとうございます！ (6月21日 19時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - コメント失礼します。主人公の性格も蓮くんも人間らしくて素敵で、読んでいて落ち着く(表現変かもしれません)お話でした⋯！更新まったり楽しみにしています✨ (2022年6月20日 15時) (レス) @page29 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ^^さん» コメントありがとうございます！数少ない小説の中から見つけて下さりありがとうございます(*´-`*)妄想空想こじらせた小説ですが、実際の蓮くんはもっとかっこよくて魅力的な方です…！ぜひ堕ちましょう💓💞更新頑張ります！ (2022年6月9日 5時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月8日 2時
