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拝啓 術師覚醒、もう一歩の俺へ ページ3

 拝啓 術師覚醒、もう一歩の俺へ








 

 爆風と共に目先に現れた呪霊


 見れば分かる。



A
( 今までの奴とは格が違う…少なくとも俺より同等、 )


A
( 背中の傷のハンデを負っている俺が勝てる相手なのか…? )


A
( 五条先生に ____ 駄目だ、憂太の方が優先だ。 )


 一級以上の呪霊は俺の方を静かに見ている。


呪霊
『 きヒぃ? 』


 ケタケタと笑っている。


A
( 手負いなのに気付かれた…!? )


A
「 …な、っ…!待て!! 」


 呪霊は俺の方へ攻撃を仕掛けずに、
 術師が多い方向へと走って行った。





 ____ ズキィッ





A
「 っ…ぅ゛あ゛っ…!? 」


 その場で蹲る、


A
「 〜 ッ…! 」


 白虎の付与が解けて刀に戻り、カシャンと地面に捨てる。


A
( 自分は死んでも良いっ…死ぬ気で、限界を超えろ…っ… )


A
( 夏油を、止めないと、っ… )


 根性で立ち上がった。


 足はフラフラとしてまともに真っ直ぐに立てない。


A
( っ…術師に連絡… )


A
( 自分で行って伝えた方が速いな、 )


A
「 " 四神操術 南 朱雀 " 」


 術式で出した朱雀の足に捕まり、
 呪霊が走って行った方向へと朱雀を飛ばす。


A
「 ____ ! 」


A
七海(ななみ)さん!! 」


七海
「 !西園寺くん! 」


 呪具についた呪霊の体液を振り払って、
 俺の近くに来てくれた一級術師の七海さん

 
A
「 新宿内に一際強い呪霊がいて、一級相当です、 」


七海
「 !…分かりました、注意を払います。 」


A
「 俺は引き続き、呪霊を祓ってその一級呪霊の後を追います。 」


七海
「 えぇ、私の方も見かけたら連絡します。 」


A
「 はい、お願いします 」


 と、七海さんに背中を向けて朱雀の方へ行こうとした。


七海
「 !?西園寺くん、その背中はなんですか…!? 」


A
「 背中…、あ、っ…さっき夏油一派の奴らにやられました、 」


七海
「 !…家入さんには言ってないんですか? 」


A
「 言う暇なくて、…でもっ…大丈夫です…! 」


 その時、七海さんが無言で背中に手を当てた。


A
「 ____ っ゛あ゛っ!? 」


七海
「 …少し手を当てただけです、重症ですよ。
 服ごと破けて、肉が裂けていてもおかしくないでしょう。 」


A
「 っ…、 」

 _→←拝啓 夏油一派の奴らへ



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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年4月20日 8時

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