人気女優の気になる選手 2

そのあと ページ12

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南野「ほんまごめん。がっつきすぎた」


「死んじゃいますこんなの」


気づいた時にはもう朝になってて、多分気を失ってしまってたみたい。恥ずかしすぎて拓実くんの方を向けない。


南野「怒ってる？」


「怒ってない」


南野「こっち向いてって」


「恥ずかしいから無理です！」


また布団に埋まる。お互い最低限のものしか身につけてない状態なわけだし、そう考えると変な感じがし顔も見れそうになかった。


声を聞くだけでフラッシュバックしてどきどきする。


もうとにかくカッコよかった。ちょっと強引な感じとか、かわいーって言ってくるとことか。飽和した脳ではそんな単純な言葉しか出てこない。


ちゅーもしちゃった。なんていうか、演技では何度もする機会はあったけど比にならないくらいドキドキした。


南野「こっち向かへんならもう1回する？」


「そ、それはむり！」


南野「そんなしんどかったん？俺はもう1回いける」


「体力どうなってんですか………」


まあ、サッカー選手だし。体力なんかいくらでもあるんだろうけど恐ろしすぎる。


もう1回なんてもちろん無理なので、大人しく拓実くんの方を向く。


バッチリ目が合ってまた身体が熱くなって仕方がない。

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