02 過ぎ去る時間を思い出に (つづき) ページ43
選び抜いた家具が運び込まれ、シウミンの私物も移し終える
シウミンとは 仕事の時間にしか会えなくなると思っていたらしい君は シウミンの荷物がどんどん少なくなっていく部屋を見てポロポロ泣き始めた
『……グスッ……』
そんな本人をよそに シウミンはギョンスと一緒に自分の荷物ではなく 有織の荷物を詰め始めたから 他のメンバーは驚いた
リビングにある君の洋服タンスを開けて あれこれ話し合う2人と シウミンの部屋の前で泣いている君を慰めるメンバーは 凄くカオスだったであろう
パッキングをする2人は泣いている君の事を知らず はたまたせっせとパッキンする2人の事を君は知らないのだから
チャニョルの洋服をギュッと掴み 反対の手ではお気に入りの恐竜の尻尾を持って引きずるように リビングに来た有織を見て パッキング中の2人は固まり メンバーがいじめたのかと勘違いして チャニョルはタジタジ
2人は 初めに本人に説明しなかった事を後悔し そして君は 事実を知って安心したのか 泣きすぎたのか電池が切れたかのように眠ってしまった
BH「まじ、びっくりしたんだから」
CY「また誰かが海外に連れて行くのかと思ってたら 廊下で有織が泣いてるし 初めに発見したのスホヒョンだし 不運にも程がある」
SH「ふ、不運 !? 」
CH「抱っこしてやれば良いのに、泣いている理由ばっかり聞いてるしさ」
SH「いや、理由を聞かないと解決できないだろ…な?」
DO「ヒョン、今ヒョンの味方いないよ 察して」
BH「ヒョンが察せるわけないじゃんww泣いてるちびっ子に お腹空いたの?喉乾いた?欲しいものあるの?って質問攻めするのヒョンだけだって」
SH「そっか、そういうものか…」
泣き出す事も少ない君は その時がきたときにどうすれば良いか迷うメンバーもいたが 不謹慎だが君の泣き顔を見て あぁ泣き顔も見せてくれるようになったんだって 少し嬉しくなる僕ら
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作者名:Ao_isora | 作成日時:2019年3月22日 14時