＊未来編IF〜こんなパターンもありました〜�� ページ33
やっほぅ！ マシマロ野郎のことはマグロに押し付けて、ミドゥーザと共に消滅したユキちゃんだよ☆
「……うぅ……よくも……うぅ…」
「ゆるさ……な……い…」
え？ どこにいるのかって？
それがねぇ、悪意や憎悪を煮詰めたかのような鬱屈とした雰囲気と怨嗟の声あふれる暗闇の中に立っているんだ。
「……ねぇ、ユキ様。なーんかゾンビみたいな連中がいるネ」
私たちに暗闇の中で彷徨う彼らは全員、生気を失くした代わりに怒りと憎悪を閉じ込めた“氷の目”をしている。
つまり、なんだ、
『雪の者の亡霊ってところかな？』
あの万年反抗期野郎……もとい黒兎の犠牲者たちが大半なのだろう。
複数の目が私たちを凝視する。
うん、恨めしいという気持ちがビシバシ伝わってくるな。
『どうやら私たちは存在が完全に消滅した訳じゃないらしい。肉体はなくとも精神、つまり魂はきちんとここに在る。だからこそ、彼らは生者に分類される私たちが憎くて羨ましいんだろう』
「なるほど。でもさぁ…」
ふむふむ。軽く頷いたミドゥーザが血翔をくるりと回す。
「……ゆ……るさ……ん……ぉおお…」
「か……えせぇ……！」
「ころ、し……て、や……るぅう……！」
私について来てくれたお梅ちゃんの秀麗な造りの柄をさらりと撫でる。
「だからって彼らに僕の魂はあげられないよネ！」
『その通り。生還するために、まず彼らを凍らせてしまおう』
「よーっし！ 呪いもない分、全力の全力であっばれるヨ！！」
頭の中から雪兎がログアウトしてるから、若干物足りない気分だ。
その分、彼らで遊ばせてもらおうか。
◇◇◇
ユキに後を託されたツナは白蘭を倒し、戦意を失った桔梗・ザクロ・ブルーベルはヴァリアーに拘束された。
そうして未来での長い長い戦いに終止符が打たれ……目の前で文字通り消滅してしまったユキとミドゥーザにそれぞれが複雑な思いを抱く中、それは起こった。
ポゥ…
「なっ……！？」
ユキの遺したアイスブルーダイヤモンドのネックレスが、スクアーロの手の中で淡く光ったのだ。
「ネックレスが光ってます……！？」
「これは、一体……？」
思わず掌を広げたスクアーロの目の前で、ネックレスは光を放ちながら一人でに浮きあがり、そしてぽとりと掌に落ちる。
「……あー、あー……よし、成功したみたいだな」
「！！」
「あっ！？」
ふと気づけば、目の前には銀髪に“氷の目”の男が立っていた。
「あ、あなたは……！」
＊未来編IF〜こんなパターンもありました〜�□�←＊未来ユキ＆ミドゥーザ復活！！ そのさん
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雪姫(プロフ) - エンマたちとのからみがほしい。ついでに雪兎とDの再会が見たい。 (2022年5月15日 3時) (
レス) @page36 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» 彼女は鮫が味方じゃなくても気にしないと思います。なので鮫はマーモンチーム。骸とクロームの霧組は一度は彼女側につこうとして本人に断られる光景しか思いつかない(笑)。嬉しいけど、そしたらヴェルデが孤立無援になっちゃうから。こんな感じです。長文失礼しました。 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» でも次の大空アルコにユニがなれば再び呪いがかかる。そんな状況で彼女が動かない筈がない。彼女は原作通り、全員の呪いが解除される結末にしようとして勝手に行動するので鮫は置いてけぼり(笑)。でもまあ、ボス側とどっちにつくか迷わなくて済むからいいんじゃないかな (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» コメントありがとうございます。そして返信が随分と遅くなってすみません。さて、普通だったらコッペリアさんのように考えますよね。ところが彼女は普通じゃないので(笑)、知識として結末を知っている上で行動します。アリアの呪いは凍らせたのでユキに移行、 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - ユキの呪いは短命ですし、やっぱり、好きな人を助けるためにそっちに着くんでしょうか…骸とクロームもですけど… (2018年11月13日 19時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2014年8月31日 14時
