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乱歩さんっ……! ページ35

谷「Aさん行きましょう」

『そうだね』

谷崎くんの異能で姿を隠しながら移動する

上がドタバタと騒がしいから今はもう戦闘中だろう

早く地下室を見つけないと……

敦「だ、大丈夫ですよ!乱歩さんは無事ですよ」

谷「そうですよ、地下室もすぐ見つかりますよ」

『うん、ありがとう』

ほんとに良い後輩を持ったと思う

敵を蹴りながら手分けして地下室を探すがなかなかな見当たらない

敦「ありましたか?」

谷「いや、僕の方もなかったよ」

『私の方もなかった』

どこに…ひとつの部屋に集まってそう話す

『!』

あれは…

本棚の近くに何かが落ちてるのに気づく

私はしゃがんでそれを拾う

見てみると女性物のハンカチだった

谷「それは…?」

敦「ハンカチですね…なんでこんなところに?」

『乱歩さん…』

私の発言に驚く2人

敦「え!?」

谷「乱歩さんって、それ女性物じゃ…」

私は立ち上がり辺りを見渡す

この本…

私は目の前の本棚に並べられているとある本を押すとカチッと音がして…ゴゴッと鈍い音とともに本棚が動き出す

それを見て私たちは1歩下がる

敦「うわっ!?」

谷「こんなところに地下室があったんですね」

目の前に広がる地下に続く階段

私はハンカチに視線を落として握りしめた

敦「それ…乱歩さんとの思い出のものなんですか?」

『え?』

敦「あ、いえ、とても懐かしそうに見ていたので…」

『…私が乱歩さんにあげたやつなの』

谷「プレゼントですか?」

私の言葉に不思議そうにする2人

『そんな大層なものじゃないよ』

『初めてあった日にね乱歩さんに貸したら欲しいって言ったから』

ずっと持ってたんだ…使ったところ見たこと無かったからもう家の片隅の方に転がってるのかと思ってた…

犯「ふざけんじゃねぇ!」

響く男の怒鳴り声

まずい…乱歩さんが…!

『急ごう』

2「はい!」

地下に降りる、目に入るのは縛られた乱歩さんの目の前に立つ一人の男…その間には鉄の重い塊が眉間に突きつけられていた

犯「なっ!?どうやってここに…!」

犯人が動揺した隙に敦くんが飛びかかる

谷「Aさん後ろ!」

と、同時に谷崎くんの叫び声

後ろに気配を感じてしゃがむと宙を切る相手の足

私は振り向いて脚をかける

まだ、残りがいたんだ…

攻防戦を続けてる間に敦くんは乱歩さんの監視役を倒し谷崎くんは乱歩さんのロープを解いていた

バタンっと男が倒れたのを確認して乱歩さんを見た

映画のワンシーンだったのに→←私とは違う貴方が



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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時

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