何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

情緒不安定ですね ページ21

乱｢可愛い！好きだよ！｣

乱｢はぁ？めちゃくちゃ可愛いんだけどなに？いい加減にしてくれない？｣

乱｢閉じ込めちゃいたいくらい可愛い｣

乱｢かぁわいいなぁ｣

乱｢え？可愛い｣

乱｢はぁ…めちゃくちゃ可愛い｣

乱｢可愛すぎる件についてどう思う？｣



『乱歩さんの情緒がおかしいんですが…』

乱歩さんの話を思い出しながら私はいう

乱｢お前を前にして情緒を保てる方がおかしい｣

『太宰さんどう思います？乱歩さん頭おかしいと思いません？』

乱歩さんは話にならないので太宰さんに話を振る

太｢うーん、どうだろうね｣

太｢でも、君そんなところもす…｣

『太宰さん』

何かを言いかけた太宰さんを私はじっと見つめる

太｢うふふ、冗談だよ｣

乱｢え…Aが僕に隠し事なんて…｣

乱｢ねぇ！なんで！僕も知りたいんだけど！｣

ぷくっと頬をふくらませて怒る乱歩さん

少し可愛いって思ってしまったのは内緒だ

『何も分からない乱歩さんも面白くていいですね』

乱｢うっ…SなAも可愛い…｣

『大丈夫じゃなさそうですね』

乱｢うん、だから結婚しよう｣

『意味わかんないです』

太宰さんは面白そうに私達の様子を見る

乱｢はぁ…可愛い。うわ、ほんと天使、天使通り越して神。女神じゃん！？可愛さで人類滅ぼせるぐらい可愛い！好き！可愛いのプロ！｣

騒ぐ乱歩さんに私は冷たい視線を送る

乱｢待って、そんなゴミを見るような視線送らないで！新しい扉開いちゃいそうだから！｣

『きっもい』

乱｢あ、罵ってるAもすごくいい｣

『乱歩さん、せめてそういうのは心の中でとどめておいてください』

乱｢無理、我慢できないぐらい可愛い｣

即答…

『太宰さん、この人どうにか出来ませんか？』

太｢うーん、無理だね。乱歩さんのAちゃんへの愛はすごいから｣

『はぁ…』

ほんとに、どうして私はこの人好きなんだろう

乱｢あー！可愛い！無理！可愛い！｣

乱｢何食べてたらそんなに可愛いくなるの？同じ人間？｣

『人を人間じゃなく仕立て上げるのはやめてください』

どちらかと言えば乱歩さんの方が人間離れしてる

ほんとにあのずば抜けた推理力はどこから来てるんだろう

普段と超推理の時の温度差はものすごい、普段もあれだけクールだったら少しはマシなのに…

とは言っても…やっぱりこんな乱歩さんも大好きで…

太｢顔に乱歩さんが好きって書いてるよ｣

『なっ！書いてません！』

コソッと耳打ちをしてくる太宰さんに紅くなる私

断じて照れてない……照れてない

慣れてきている→←ああもう、何で怒ってたけ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す