13th ページ18
マ｢お願い！霊体化してるから〜〜〜っ！｣
｢何度も言わせるな！駄目なものは駄目だと言っておろうが！｣
マ｢ひん……王様のいじわる……｣
｢意地悪などではない、面倒事のリスクを最大限に考慮している迄だ｣
今は体育祭前夜
我はシャワーを浴びようと言うのにずっとまとわりついてくる
自由行動がしたいんだと
此処は我の治める国でもない、故に問題をそう易々と揉み消すこともできん。なのにそのような事を許せるわけもない
女好きの此奴の事だ。アヴァロンに投獄される前と我がウルクで召喚した時を考慮して絶対ろくな事がない
いい加減離れろと一蹴しドアの鍵を閉める
ドンドンと叩く音が聞こえるが、放っておけば静かになった
｢(明日は体育祭。本気を出せば他を出し抜き頂点に立つ事など容易ではあるが、其れは最善策とは言えまい。プロヒーローからのスカウトを狙う者達の努力を此方に目標がないにも関わらず、踏み躙る程非道でもないのでな)｣
風呂から出て髪を拭き乍リビングに行くと、先程の泣きっ面は何処へやら。笑顔でおかえりと迎えられた
此奴があっさり引き下がるとは…と少し怪しいがまあ良い
喉の渇きを潤そうと冷蔵庫の扉を開ける
｢…貴様、我の果実酒を如何した｣
マ｢え。君まだ15だから飲めないだろう？代わりに私が飲んでおいたのさ！｣
｢現代の法など知らん！とっくに酒の味も酔った気分も覚えている！飲んだところで支障はない！｣
マ｢そういう問題じゃなくて発育が阻害されちゃうの〜！脳とか！だからまだ成長期の王様は駄目〜。大人になったら一緒に飲もうね♡｣
｢おのれぇっ………｣
自由行動を禁じたが故の仕返しのつもりなのだろうか。腹が立つ
渋々麦茶を取り出しグラスに注ぐ
冷えた麦茶が熱い身体を冷やしていく感覚が心地良い
マ｢そういえば王様、明日は誰連れていくの？エルキドゥが見たいって言ってたよ｣
｢特に誰も連れていく気はないが…そうか、行きたいか。｣
マ｢賢王としての大人な自分を知った英雄王年齢のギルガメッシュに皆興味深々なのさ｣
｢…まぁ、若き頃の我であったなら、容赦無く大人気ない戦いをするのだろうよ｣
マ｢んー、あんがいやさしくするかもよ｣
｢どうであろうな。まぁ良い、見たいならば観戦席から”霊体化して”見て居れば良い｣
マ｢え？！霊体化したら君に応援が聞こえないじゃないか！｣
｢せんで良いわ！！！｣
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ちづっきー(プロフ) - ギル様がてーてーです。できたらでいいですけど、更新頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (
レス) @page19 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！応援してます！ (2020年4月22日 21時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
優鶴(プロフ) - 一気に読んでしまいました…続きをお待ちしております (2020年1月19日 16時) (レス) id: 307cb323d5 (このIDを非表示/違反報告)
花宮ラエル(プロフ) - 更新再開してほしいです (2019年10月29日 17時) (レス) id: b17e62f00e (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - ネロちゃま…しゅき…更新待ってます、ずっと！！！！ (2019年6月18日 0時) (レス) id: 3ebae4acb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルミ | 作成日時：2019年2月2日 20時
