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緋山先生side
それから数週間後。
『はい、A。リハビリするよー。』
A「えー…」
『えーじゃないー。ほら、立つ。』
骨折も怪我もすっかり治り、絶賛リハビリ中。
A、リハビリが嫌いらしくいつも渋々やっている。
冴島「あ、Aちゃん、がんばってるわね。」
A「あー、はるちゃーん。お姉ちゃんが虐めるー…」
『虐めてませんー。はい、つかまってていいから歩く。』
A「うー…」
冴島「ふふっ。すっかり元気ですね。」
『元気すぎるくらいにね。笑。』
近くに来た冴島と笑いあう。
目を覚まして数日後、落ちた時の話を聞いた時はほんとに呆れた。
『ねぇ、なんで落ちたの？』
Aが起き上がれるようになり、ベッドに座らせ私は椅子に座り向かい合わせになって聞く。
その隣には白石。
A「えっと…窓開けて見てたら…」
『はぁ？！なんで窓開けんの？！マスクもしてなかったのに？！』
白石「緋山先生。」
窓開けるとかありえない。
ついイラッとして立ち上がってしまったら白石に止められた。
白石「それで、どうしてその後落ちちゃったの？」
優しすぎるよ、白石。
A「それで…ﾋｯｸ…はるちゃんきて…ﾋｯｸ…窓に…ﾋｯｸ…ふぇ…手をおこうと…した…の…ふえぇ…」
白石「そっか。怖かったね。」
『はぁ…ほんっとばか。』
白石は泣き出したAの隣に座り、体を引き寄せ宥めてる。
私もほんとはそうしたいけど…
なんかプライドが許さない。
ちっぽけだな、自分。
A「ﾋｯｸ…ｹﾎ…お姉ちゃ…ﾋｯｸ…ごめん…なさい…ﾋｯｸ…」
『なんで私に謝るのよ。』
A「だってぇ…怒ってる…もん…ﾋｯｸ…」
いや、もう怒ってないし。
それよりは呆れてる。
白石「緋山先生。顔。」
『え？』
白石に言われ顔を触る。
また跡でも付いてんのかな…
冴島「まだ怒った顔、してます。」
隣のベッドで患者の対応をしてた冴島に言われる。
あ、そういうことか。
自分に怒ってただけなんだけど顔に出てたみたい。
『ごめん。もう怒ってない。』
A「よかったぁ…ﾋｯｸ…」
Aの前にしゃがみ、涙を拭いてあげる。
白石「あのね、緋山先生ね、Aが目を覚ますまでずっと傍にいてくれたんだよ？」
『白石。余計な事言わなくていい。』
冴島「あとね、Aちゃんが運ばれてきたときね一生懸命助けてくれたんだよ。」
冴島まで来てのってきた…
『冴島までやめて。』
恥ずかしすぎる。
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
