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緋山先生side
『はー…なんとかなった…』
フェローは相変わらず使い物にならなかったけど橘先生が居てくれたお陰でなんとかなった。
藤川「お疲れ。ギリギリだったけど助けられてよかったー…」
『そうね。あのフェロー達はいつになったら使い物になるんだか…あれ？』
藤川と話しながら医局に戻ると見たことあるちっちゃいのが冴島の腕の中に。
冴島「あ、Aちゃん、お姉ちゃん来たよ？」
A「ん…姉たん…」
冴島が私に気づくとそっと話しかけてる。
その呼び方は…
『…何度？』
冴島「20分ほど前に耳で測ったら38.8度でした。まだ少し寒いって言うんで雪村さんに毛布を頼んだんだけど…あ、やっときた」
雪村「遅くなりました。」
やっぱりね…
フライトナースの若いのが笑顔なくAの方に毛布を向けたからキレそうになったけど、今はそんなことに構ってる訳にはいかない。
『…てことは、診察はまだ？』
冴島「はい…三井先生が連れてきてくださったんです。」
三井先生には頭が上がらないな、
後でちゃんとお礼しなきゃ。
『よし、ちゃっちゃとしちゃおうかー』
雪村「…」
『何？』
雪村「いえ、なんでも。」
何か言いたそうにしてたけどなんなのよ。
どっか行っちゃったし。
A「姉たん…あっこ…ｹﾎｹﾎ…」
『抱っこは診察したらね』
抱っこを要求されたけど抱っこしたら診察出来ないしね。
A「あっこなのぉ…ｹﾎ…」
『ちょっと待ってー。冴島、そのまま服捲ってくれる？』
A「やらぁ…あっこぉ…」
やだとは言いながらも抵抗する元気は無いのか冴島に捲られてる。
冴島「Aちゃん、ちょっとだけ、しーだよ。」
A「んぅ…ｹﾎｹﾎ…」
ナイス冴島。
話されてるとよく聞こえないからね。
A、冴島に口元に指を当てられてキョトンとしてる。笑
冴島「…いい子ー。よっ…今度は、はーちゃんのお顔見て？はーちゃん、目の中にゴミ入っちゃったかもしれないから、よーく見てくれる？」
タイミング良く後ろを向かせてくれ、静かにいられるように気をひいてる。
A、これでもかって冴島の目を見てる。笑
そのおかげですんなり聴診器は終わった。
冴島「…あ、とれたみたい。Aちゃんありがとう。」
A「どーいたしまして。」
冴島「じゃあ、またお姉ちゃんの方向こうね。よっ…」
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
