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あの日がついにやって来てしまった。
待ち望んでいたようないないようなあの日が。
＿＿そう、カルマの停学明けの日が。
「よろしくね、殺せんせー」
ジュワッと触手が破壊される。
その隙にナイフで殺せんせーを狙うもやはりマッハでかわす。
……知ってはいるけど、実際この目で見るとまた衝撃だ。
驚いて声も出せないでいると、急にカルマが話しかけてくる。
「おー、渚くん久しぶり
……Aちゃんも元気そうじゃん」
「うん……久しぶり」
好きだ、と結論付けても……というより、そう結論付けたからこそ気まずい。
そっとその場を離れようとする、がしかし。
「Aちゃん、なんで先行っちゃうの〜？
今日から一緒の教室で勉強するんだし、一緒に行こうよ」
「……カルマのこと待ってたら日が暮れるでしょ！」
あっさり捕まるし、冷たい対応とか出来ないし。
……私思ったよりもチョロいかもしれない。
「渚……カルマくんってどんな人なの？」
私が捕まっている間にカエデちゃんは色々と聞いているらしい。
……渚くん、そこのポジション交換しない？
説明しておくから相手してあげてよ！
「殺せんせーってホントにタコみたいだね
……ね〜Aちゃん、聞いてる？」
「聞いてるって……
っていうかつつくの止めてよ！」
私が上の空だからなのか、何度も肩のあたりをつついてくる。
痛くはないけどくすぐったい。
「そんな首すくめちゃって、くすぐったい？」
「もう止めてってば！」
結構くすぐったいんだよ！
「へぇ、そっかそっか〜」
そう言いながらカルマは楽しそうに笑う。
ど、ドSだ……！
「渚くんが情報色々まとめてるんだって？
後で聞きに行こうよ」
「一人で行ってきなよ、私は……暗殺とか無理だし」
今は皆より少し多く殺せんせーについて知っている。
だから何とかやっていけてるんだ。
運動は得意じゃないし、時間が経てば経つほど差は開くだろう。
「なんでそんな事言うの？」
向けられた言葉と視線はあまりにも真っ直ぐだった。
「……ま、俺が先に殺しちゃうだろうししょうがないか〜
Aちゃんも頑張んなよ」
さっきまでとは違う、優しい手が肩に乗っかる。
表情もニコニコとしておりそれが本心であることが分かる。
「……がんばろー、かな」
そう見つめられると、何故か私にも出来るような気がしてしまう。
(＿＿ホント、何か悔しいや)
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とある女の子(プロフ) - 続きの展開が気になりまくりです！！またいつかの更新楽しみにしてます♪ (2020年9月24日 23時) (
レス) id: 2532dffcac (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すっごく面白かったです！夢主とカルマ君の関係、大好きです！これからも応援しています！ (2020年8月5日 11時) (レス) id: e77f932360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meer | 作成日時：2020年6月15日 22時
