僕はまたキミに恋するんだろう

42.まだ ページ43

Ren side






Aちゃんに振られてから、仕事で笑ってるのがやっとで、表舞台を降りてからは正直ずっと凹んでる。




じぐいわ2人は別仕事に行き、残された4人。




岸「廉。飯いくぞ。」




『今日イブやで？桜さんは？』




岸「それは明日だから。行くぞ。」




海「えー！俺も行きたい〜！」




紫「海人は俺とな。」




海「いえーい。じゃね岸くんと廉〜



あ、廉、顔ブスだよもっと自分に自信持って！」




『うるさいなぁ


そういう気分じゃないねん。』




岸「ま、いいから付き合え！！俺の奢りだぞ？」




『どうせ連れてくんでしょ店。』




岸「そんなことはしない。今日は焼肉だ！」





海人が一足早くドアを開けて出て行き、




紫耀もそれを追うように何も言わずに出て行こうとしたから思い切って聞いてみた。







『いるんやろ？紫耀のとこに。』






それはAちゃんのこと？と聞き返してから
紫耀はこっちを向いて





紫「いませんけど笑」




とぼけた顔で笑った。






『その顔わからん』




紫「ほんまにいないって。



まあ、誰かさんと別れた後のずぶ濡れのシンデレラは保護したけどな笑」






『Aやんそれ』






紫「うん。けどほんまに何もなかった。俺には目もくれずって感じ。綺麗さっぱり。」





『てっきり紫耀のことが好きやから振られたのかと思っとった。』






紫「なわけ笑」







じゃあがんばれよ〜と他人事かのように出てった。




．






優太と焼肉食べてもどんよりした気持ちは晴れない。






岸「廉、なんか廉らしくねえぞ？」





『なんでこんなんになってるか知ってるやろ全部話したやん。』







岸「いやいや、じゃなくて、

俺は、まっすぐに恋してる廉がいいなーって思ってたの。」






『今さらまっすぐ恋なんてしてられねえよ』







岸「紫耀が好きで振ったわけじゃないなら、何か理由でもあるんじゃない？」






『もうええわ』







岸「でもAちゃんとの写真は毎日見てるだろ？



まだ好きなら、もうちょい頑張れよ。」







『頑張りたいねんけどさ……』






ピコン




そんな時、スマホが揺れた。






『紫耀や。』







．

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