26.別れ ページ27
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その後永瀬くんの話もたくさん聞いた。
仕事に対する熱量がすごくある人で、
世界は全然違うけど刺激を受けた。
そして、永瀬くんはみんなから愛されていて
仲間想いな優しい人で
何より、本当に話しやすかった。
気づいたら閉店時間から3時間も経っていて
明日の仕事もあるしお別れすることになった。
『ほんまに送らんでええの？』
そう何度も聞かれるけど
何かあってからでは遅い。
「大丈夫。すぐそこのマンションだから。」
『えっあのタワーマンション？』
「うん」
『優太と同じやん』
「桜との交際がバレないように引っ越してきたらしい笑」
『なんかそれええなあ…』
「本当ね……」
『じゃあ、俺はここで。』
そう言って入口のドアの前で止まった永瀬くん。
「うん。気をつけてね。」
『Aちゃんこそ心配やで。』
「私はもう〜走るから大丈夫！笑」
『そう？笑 じゃあ俺、ほんまに帰るで？』
だからその目。子犬みたいな目。
でもこればっかりは譲れないのだ。
「帰ってください笑」
『はーい笑』
せっかくこうやって仲良くなれたのに
次会う時はまた振り出しに戻るのか。
そもそも
次会う時なんて来るのだろうか
永瀬くんがドアノブに手をかけた。
さよなら。
だと思ったのに
『また来てもええ？』
そんなことを聞いてくるから
「いつでもお待ちしております。お客様。」
もう私は、店員として挨拶した。
『ふっ笑 ありがとうございます。またね。』
「また。」
そして永瀬くんは、『友達なったからな！』と
最後にニコッと笑いかけて行ってしまった。
どうしよう…
ため息と同時に涙が頬を伝う。
私、永瀬くんが好きだ。
．
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リョウ(プロフ) - とってもキュンキュンでした！ (2019年2月8日 22時) (
レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 優奈さん» 感想ありがとうございます。お楽しみいただけたようでよかったです！ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - まおさん» 感想ありがとうございます。そうなんですね！少しでも親近感を感じながら楽しんでいただけたのなら幸いです！ありがとうございました。 (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - みみんさん» 感想ありがとうございます。涙していただけるような物語を書けたこと、このような感想をいただけたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ひかるさん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。頑張ります！ありがとうございます！！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 5113c5e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2018年9月6日 13時
