BNo.42の地球記録-round2-【軍パロ】 (ページ9)

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メディカルチェックはロボロが担当し、人間の体の部分に関してはしんぺい神が担当することに決まった。

ロボロは早速グルッペンやトントンに先程のやり取りの内容を報告し、すぐ作業が行われた。

幹部全員が所持しているインカムは会議室でまとめてプログラムを改変することになり、Aとロボロは先に会議室で待機していた。

会議室で集まった幹部たちにロボロはインカムをAの前に置くよう指示すると、各自付けていたインカムを外して彼女の前に置いた。

Aは人数分確認したあと、一呼吸して「はじめます」と落ち着いた声で言った。

対象物を複数とらえ、いくつものホログラムモニターが表示される。プログラムの改変に暗号化。不足がないか確認しつつモニターを操作してインカムの改良を施す。

その光景に釘付けになっている幹部たちと目を輝かすグルッペン、彼女の行動を見守るショッピは私語もなく静かに見ていた。

［計12ノ対象物ノプログラム変更ガ100%ヲ達成。最終チェックニ入リマス］

機械音声が流れると、プログラム文が表示されていたモニターは閉じられ、次に最終チェックのためのモニターが開かれる。

しばらくすると最終チェックが完了し、再び機械音声が会議室に響いた。

［全テノ対象物ノプログラム変更ガ完了シマシタ。接続ヲ解除シマス］

ホログラムモニターは自動的に閉じられ、Aは「できました」と幹部たちの方を見て言った。

幹部たちはそれぞれのインカムを手にして耳に着用する。

Aは彼らに使い方を教えると、各自試しに使ってみる。インカムは全て正常通りに起動しており、問題はないようだった。

gr「おお…これはいいな…」

tn「これで手が離せない状態でも連絡できるのは非常にありがたい…」

os「すごいめう～！」

幹部たちは驚きと感謝の声をあげ、Aは彼らの反応を見て口元を緩めた。