BNo.42の地球記録-round2-【軍パロ】 (ページ14)

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shp「“移植媒体を使いこなしたい“？」

ショッピは作業している全プログラムデータの制御装置を作っている最中だった。

情報管理室の奥に部屋を拡張し、そこでショッピがガチャガチャと音を鳴らして作業をしていた時にAは彼に話しかけ、手合わせのことを話した。

「コネシマと手合わせした時に移植媒体を解放させてもらったけど、コントロールができなくて」

shp「もしかしてジャックさんの…？」

「…うん」

Aの言葉にショッピは一旦作業を止めて振り返る。

shp「PC(プログラムチップの略)を見させてや」

Aはうなじに埋め込んだPCを取り出し、ショッピに手渡しすると、彼はHM(ホログラムモニターの略)を開いた。

shp「……いや、PCは正常やな。

おそらくジャックさんのPCとAの体の適合率が問題なんやと思うで」

「適合率…」

Aはそう言って顔を顰めた。元々彼女は他の媒体や機材の取り込みが得意ではなく、逆に苦手な部類に入る。

B兵器の施設でそういった実験や調整があり、兵器達はそれらを取り込むことで多様な戦闘を可能にしてきた。

だが、その中でもAは比較的適合率が低く拒絶反応が度々起こっていたため、ジャックにPCを受け取るまでは何も手をつけられていない状態だった。