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蘭｢A、少しは休めって｣
病室の椅子に腰掛けて
竜胆が起きるのをずっと待ってた
でも一向に起きる気配なんてなくて
静かな病室に電子音だけが響く
あれから何日経った？
もう数えることすら怖くなってる
A｢蘭……ごめん。｣
私の心を見透かしたように
そっと抱きしめてくれた。
蘭｢何度も言ったろ？オマエのせいじゃねーって。
大丈夫、こいつは頑丈だし、
そのうち目ぇ覚ますよ｣
そう言いながらも微かに蘭の手が震えていた
当たり前だ、
もうずっと起きやしない弟を
見守ることしか出来ずにただ回復を待つだけ
これほど酷な時間はないだろう。
いままで側で見てきた。
だから、蘭がどれだけ竜胆を大切に思ってるか分かるから、
全てじゃなくても気持ちくらい汲み取れる。
A｢あれは明らかに私を狙ってた。｣
そうだ、今までも何度もあった。
黒川イザナに恨みをもつ奴らに何度も襲われそうになった。
私を狙う理由は分かってた
きっと、私を痛めつければニィを苦しめられるから。
その度にニィが私を守ってくれたけど
足手まといは嫌だからと体術を学んだ
でも今回のはタチが悪い
私を…
殺そうとしていた。
A｢私が…いなきゃ｢A｣｣
最後の言葉を遮るように後ろから聞こえた低い声
蘭｢いい加減自分を責めるような事すんな
オマエには俺らがいるから…な？｣
私には2人がいるから…大丈夫だと
彼はそう言って私を優しく抱きしめる
違う…逆だ。
私がいるから2人が危ない目にあう。
もう…嫌なんだよ
誰かを失うのは…
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雪(プロフ) - 夏蜜柑さん» ありがとうございます！！ (2022年3月19日 22時) (
レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 華さん» もー、皆かっこよすぎて身がもたないです！ (2022年3月19日 21時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - はぁ( ´Д｀)=3もう好き (2022年3月9日 22時) (レス) @page43 id: 00e637f589 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 竜胆〜！！ (2022年2月22日 23時) (レス) @page38 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - うお…蘭ちゃん、りんちゃんがかっこよ… (2022年2月17日 0時) (レス) @page33 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2021年12月10日 20時
