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悪役令嬢は演じる 3 ページ9

アメリアside

やはり似ている……

ci「そんでな、大先生が……」

syp「それ、俺も知っとる。その後、大先生が……」

この言葉使いといい、関係性といい。

あと、なんで乙女ゲームの攻略対象者達が全員関西弁なんだよ!?前世で耳が腐るほど聞いたわ!

ダンッ

hp「きゃっ……!」

私の座っている机の横を通った瞬間、転ぶヒロインのヒュプシュ。

派手に転ぶなぁ……。

『さっきの特待生じゃない。大丈夫かしら?』

hp「あ、は…い」

私を見て目をウルウルさせるヒュプシュ。

ま、私は足を引っ掛けたりなんかしていないのだけど。

ci「ちょ、立てる?」

すぐさまヒュプシュに近寄るチーノ。流石ヒロインパワーだ。

hp「はい、大丈夫……いたっ」

転んだ時に脚をくじいたようだ。

大事なことなので二回言っておく。私は足を引っ掛けたりなどしていない。

syp「立てないんですか?……医務室、案内します」

ショッピも近寄って来て、もうハーレムじゃん。

hp「え、でも平民の私なんかが……」

syp「何言ってるんですか。怪我をしたのに平民も貴族も関係ないでしょう」

hp「あ、ありがとうございます」

syp「医務室はここの教室を曲がって階段を下った先に左に曲がれば着きますよ」

hp「え?」

あれ、本当に案内だけで終わってしまった。連れてったりはしないの?

はっ!?もしや、私とさっき話したからストーリーが変わった、とか??

やばい、やらかした。

えと……し、しーらない。

なんで上手くいかないんだっ!

hp「運んで連れてってくれたりは……?」

syp「はい?なんで俺がそこまで面倒見ないといけないんです?」

あ、そうだ。このショッピというキャラ毒舌だった。そういうところも似ている。

hp「あ、う……」

ci「俺で良かったら連れてくで」

チーノが手を出したので、捕まろうとしたヒュプシュ。

ci「なーんてな」

その手をあっさり弾くチーノ。

hp「……え、」

ci「ショッピの言う通り、俺らがそんな事する義理無いんやもん」

この腹黒い感じ……やっぱり似ている。

二人の仕打ちを見ているとヒュプシュが可哀想に見えるじゃん!

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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです!(突然の告白) 応援してます! お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ポチ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月15日 19時

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