検索窓
今日:25 hit、昨日:14 hit、合計:72,559 hit

悪役令嬢は演じる 2 ページ8

アメリアside

hp「あ、のッ!助けてくださってありがとうございました」

あら、可愛い!

顔を赤らめて皇子を引き止める姿は流石と言えるヒロインぶりだ。

それに比べて、物陰に隠れて二人の様子を見る私達はなんと滑稽なんだろう。

『やっぱり、可愛いわね……』

pi「えー?そうですかねぇ」

si「どの人です?」

kr「あれだよ、皇子のそばにいる彼女」

si「あ〜!可愛い顔だとは思いますけど、お嬢様に比べたらなぁ……」

嬉しいことを言うじゃないか、ヒロインなんかよりアメリア様のが何倍も可愛いし、綺麗だ。

gr「いや、俺はただアメリアの出過ぎたマネに注意しただけだ」

そうそう!最初は警戒して冷たく当たるんだよねぇ!!

シナリオ通りに動くキャラをこの目で見ることが出来るなんて、幸せすぎる。

誰を攻略するのかなぁ……楽しみ〜!

hp「それでも、お礼させてくださいっ!!」

kr「さ、そろそろお嬢様は教室に向かったらどうですか?」

pi「確かに!入学初日に遅刻はだいぶまずい!」

si「お嬢様見てないで、行っていてください」

『……分かったわよ』

まあ、仕方ないか……教室にもイベントは沢山あるし。

初対面のイベントは全部見ておきたいから。

私は渋々教室に向かった。


魔法学園は国一番の学園で所有している土地は広いし授業内容も幅広い。

そんな学園は教室も馬鹿広いし、生徒も多い!
そのせいで攻略対象者を見つけるのが大変……

こんな多くなくてもいいだろ、制作者!

でもまぁ、顔がいい人が攻略対象者だろうからな。

教室にイケメン、イイケメン……あ、居た。

白髪の眼鏡くん、チーノ・ガオナァだっけか、素を見せないキャラで攻略はかなり難しいって、レビューに書いてあったな。

そんなチーノの相棒とも言えるキャラは今いないみたいだ。

「ちょっと、どいてもらっても、良いですか?」

『え、ごめんなさい』

教室の扉の前で止まってた私が悪いけど、急に声かけないでよ!悪役令嬢演じきれなかったじゃん!

あ……チーノの相棒のショッピだ。でも、こんなイベント無かったような。

ci「お、ショッピようやくか、遅かったな」

syp「ちょっと、コネシマさんに呼ばれてて」

……そーなんだよ、この二人すんごく似ている。

誰にかって?前世の同級生、橙也(とうや)紫眞(しょうま)にだ。

悪役令嬢は演じる 3→←悪役令嬢は演じる 1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
229人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 日常組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです!(突然の告白) 応援してます! お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ポチ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年1月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。