悪役令嬢は怪しむ ３ ページ29
Aside
既にしんどい……
ヒュプシュに、攻略対象者に、何があったというんだ。
攻略対象者が急に距離を詰めてくるなんて、どんな事態だよ。
えーっと、一つの仮定として攻略対象者が私の前世の知り合いだとして。
なんで私を取り合うみたいなことに……
前世を知らないなら、多分シナリオ通りに行くはずだし。
そうじゃなきゃ、私にあんな態度は取らないはず。
前世でも兄の友人達は恋愛関連はどうでも良さそうだったし。まあ、裏でモテていたと思うけど。
｢ぽまえら〜、授業始めるぞ｣
｢アメリアァ！！！！｣
『！？』
いきなり教室の扉が開き、侵入してきた人物はアメリア様の名前を叫んだ。
｢はぁ……授業開始時間だぞ、ゾム｣
zm｢ふーん！アメリアは俺が頂いていくぅ〜｣
ﾊﾞｼｯ
あ、先生に叩かれた。
zm｢いでっ｣
｢で、何の用だ？｣
em｢授業中申し訳ありません。アメリア様に用があるのですが、授業終わりに改めて伺います。ほら、帰りますよ｣
zm｢ちぇ、エミさん来んくても良かったんに｣
em｢そういう訳には行きません、怒られるのは私なのですから｣
｢エーミール任せたぞー｣
嵐のように過ぎ去って行った二人。
｢お前も大変だな、アメリア｣
『は、はは……』
胃が痛い……
二人は私にどんな用があるのか気になって、授業所じゃなくなってしまった。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
授業の知らせを告げるチャイムがなると同時に再び教室の扉が開いた。
zm｢授業終わったから連れてってええよな！？｣
｢アメリア、行ってこい｣
『はぃ……』
あれ、来たのはゾムだけでエーミールはいない。
用があるのはゾムだけなのかな。
em｢ゾム、さ……ハァ、ハァ……授業が終わった瞬間に一年教室に来なくても良いじゃないですか…………｣
めっさ、生き切れてる……
ゾムに振り回されてるところは同情する。
zm｢なんや、エミさん。もう疲れたんか？｣
em｢い、いいえ！？この程度、朝飯前です！｣
……張り合ってる？この二人何がしたいんだ？
zm｢ま、移動しようや｣
em｢そうですね。アメリア様行きましょう？｣
『は、はい』
怖ぇ……
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
