悪役令嬢は怪しむ １ ページ27
Aside
『…………』
gr｢今日はいい天気だな。アメリア｣
なんでこんなことに……
朝起きて、学園へ向かおうと屋敷を出たら。
玄関先で皇子が待っていた……
私、前世でなにかしでかした？？
妹に言われて乙女ゲームやってたくらいなんだけど！？
『そうですわね。それで、今日はどんなご予定で？』
その余裕そうな顔一発ぶん殴ってもいいかな。
gr｢用が無いと会ってはいけないのか？｣
今なら正当防衛的な何かが適用される気がする。
『いえ、皇子が私に会いにいらっしゃるなんて珍しい事でしたので』
珍しいなんてもんじゃなく一回も無いけどね。
tn｢アメリア様、おはようございます。先日はろくに挨拶が出来ず申し訳ありませんでした｣
先日……この前一年教室に来たことか。
『シュバイン様おはようございます。先日のことならお気になさらず』
正直ついさっきまで忘れていたし。
今まで、グルッペンが屋敷に来ることも、トントンがいくら無礼を働いても謝ることは無かった。
私の知らないところで何が起こっているんだ？
gr｢ほら、｣
『はい？』
手を差し伸べられたのだが、手を繋ぎたいとか？
無い無い。
gr｢馬車までエスコートしてやると言ってるんだ｣
エスコート！？
パパと幼馴染としかやった事ないやつ！！
tn｢いいえ、皇子の手を使わすまでもありません。俺の手をとって頂けませんか？｣
え、トントンも手を差し伸べてきたし……
gr｢いいや、アメリアは"俺の婚約者"だからな！｣
tn｢今、アメリア様が誰の婚約者なんて関係ありませんよね？｣
お互い軽く睨み合ってから私の方に身体を向けた。
gr.tn｢アメリア/様、俺の手を取るよな/取ってくれますよね？｣
なに、私が決めなきゃいけないの？
『私は
今日はペイントとシニガミュが休んでいるから……
kn｢お嬢様、エスコート致します｣
『ええ、よろしくね。では、お二人とも学園でお会いしましょう』
私はそれだけ言って馬車に乗り込んだ。
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
