悪役令嬢は決意する ３ ページ23
Aside
私はパパの書斎を訪ねていた。
『お父様……お願いがありますの』
父｢ん？なんだい？アメリアの願いならなんでも叶えてやろう｣
『本当ですか！？』
父｢もちろん、私がお前に嘘をついた事があるか？｣
『いいえ、ありませんわ！』
いや、実際の所少し怪しいが即答しておこう。
父｢ほら、遠慮せず言ってみなさい｣
『ツーナイグング公園にペイント達と共に行ってもよろしいですか？』
ツーナイグング公園と言うのはヒュプシュの実家のすぐ近くにある公園で彼女は何かあるとその公園で時間を潰していた。
そして、課金ショップがあるとしたらその公園の近くとしか考えられない。
父｢私と一緒の時でもいいかな？｣
『…せっかくお父様にプレゼントをお持ちしようと思っていたのですが……』
父｢いや、だがあそこは危険だ｣
やはり、だめか。仕方がない、最終手段だ！
その名もオネダリ！
『ぱぱ、だめですか？』
父｢グッ……｣
ふっ……勝った。
というわけで、見事私は外に出る権利を得たのだ。
パパはああ言ってたけど、護衛のクロノアとトラゾーがいるから安心だぜ！
そして、翌日。
pi｢ついたぁ！！｣
『みんな、遠くに行き過ぎちゃだめだからね？』
si｢わかってますよ！任せてください｣ﾑｯﾌﾝ
『シニガミュ、君が一番心配だよ……』
kr｢まぁ、さすがに迷子にはならないでしょ｣
『……だといいけど』
従者を引き連れる出歩くのってめっちゃ悪役令嬢っぽいね。それにしては、随分子供っぽい従者達だけど。
『よし、私は辺り散策するから！』
そう言って、ペイント達と別れ、ツーナイグング公園の周りを歩いた。
ﾄﾞﾝｯ
｢きゃっ…｣
『う"っ』
人とぶつかってしまった。
『ごめんなさい。大丈夫ですか？』
｢はい、すみません｣
彼女の持っていた紙袋から香水か何かが地面に落ちる。
『…はい、落としました、よ』
あ、これ！
『あのっ！これどこに売ってました！？』
それは私が探していた課金ショップの『魅惑の香水』という商品のひとつだった。
｢これですか？これなら、出店で売ってましたよ｣
『分かりました、ありがとうございます！』
私は早足で彼女が指さした出店へ向かった。
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
