悪役令嬢は告げる １ ページ16
アメリアside
ci｢やぁ〜、流石アメリア様ですね｣
そーなんだよ！アメリア様はすごいんだっ！
『貴方に褒められても嬉しくないのだけど……？』
アメリア様が褒められて私の頬が緩みそうになる。
ci｢そーですよねぇ、よっ！流石、アメリア様！｣
あ……こいつ、思ってねぇな。私には分かるぞ、
生まれて初めて感謝したぞ！それでも麦茶と偽って麺つゆ入れたのは許さない。
『それと、この私に嘘をつくなんて、公爵家に喧嘩を売ってるという事で合ってるかしら？』
ci｢ほ？いやぁ、なんの事かサッパリですね！｣
『これからは気をつけた方が良いわよ……』
｢話してないで教室移動しろー｣
それだけ言って私はチーノの元を離れ教室に向かった。
まじで、意味わかんない。
乙女ゲームでチーノがアメリア様に接近するシナリオなんて無かったのに。皇子の腰巾着なんてやってるけど、本当は熱い男だと、攻略本に書いてあったし！
『何がどうなっているんだか……』
hp｢それはこっちのセリフですよっ！！｣
『へ？』
グラウンドから教室に向かっている途中、ヒュプシュに声をかけられた。
シナリオにヒュプシュからアメリア様に話しかけるシーンは無い。
どこまで変わってるんだよ、シナリオっ！
『あら、何かしら？』
hp｢何かしら？…じゃないですよ！私の役目奪わないで！｣
『貴方が何を言っているか分からないけれど、とりあえず移動しましょう？』
ｺｸｯ
hp｢……｣
ヒュプシュは黙って頷いた。
私はヒュプシュを連れて空き教室に行った。
hp｢ここまで、連れてきたのは理由があるんですよね？｣
『ええ、貴女のさっきの話の続き聞かせていただけないかしら』
hp｢私は前世の事について記憶がある。その前世で私がハマっていた乙女ゲーム。それがこの世界｣
『ｯ！？』
ヒュプシュ……彼女は私と同じく転生者だったのか。
hp｢私はシナリオ通りに行動してる。けれど、彼らは違う。何もかもがシナリオから外れている｣
もちろん、私だってシナリオ通りに行動はしている。攻略対象者達のせいで対応しきれないところはあるけど。
hp｢原因はあなた？｣
ヒュプシュは私を軽く睨んだ。彼女が敬語を使わないのは私の正体に薄々気がついているからだろう。
『さぁ？……でも、私も貴女と同じ』
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
