プロローグ ２ ページ2
Aside
妹は友人の家に遊びに、兄は部屋で友人と遊んでいるし、私は何をしようか。
妹に言われてた乙女ゲーム……やってみるか。
『主人公の貴女は平民ながら凄まじい魔力を持っていて特別に魔法学園に入学が許可されました。魔法学園は魔力の強い貴族達が通っている学校です』
画面に表示されている文字を読み上げる。
ファンタジーものか……
よし、攻略対象はどんな奴かな〜
王子様に、執事に、騎士に……全員イケメン。
そりゃそうだけども。
｢A、そういうのが趣味なんか？｣
『ﾋｬｯ！？』
後ろから乙女ゲームの画面を覗き込んでこないで欲しい。リビングでやっていた私も悪いんだけど。
『妹に進めるように頼まれたので』
｢あーあの可愛い方の妹な！｣
じゃあ、私は可愛くない方ですか……。
兄の友人達は私をつくづく不快にさせる達人だ。
中でも一番私をイラつかせるのがこの
自分の部屋でやろ……
『…先輩、今見たのは兄には内緒でお願いします』
私は先輩の返事を聞いてから、立ち上がり部屋に向かった。
妹に乙女ゲームをやるように言われて一週間。
気づいたらハマっていた。
この乙女ゲーム｢魔法の鏡の
まぁ、タイトルはちょっと、いやかなりセンス無いけど。ここまで来ると妹に感謝しなければならない。
『攻略対象者が一筋縄ではいかなすぎるっ……』
この攻略対象者達は気難しくて、なかなかヒロインと距離が詰められない。
これプレイ対象が七歳以上って訳分からんわ！難しすぎでしょ！それにタイトル通り、攻略対象者達は薄暗い過去持ってそうだし。
しかしながら、普段なら絶対発動しない私の負けず嫌いが発動してしまったのが最後、私の夏休みは乙女ゲーム三昧なのであった。
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
